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第六話 迷宮を探索していただけなのに

体調を崩して更新を少し休ませていただきました。コロナ方おもってめっちゃ焦った

(結果すぐに熱が下がったので大丈夫でした)

「あ、リンさんおはよー。」


というわけで、今日からパーティで迷宮を攻略するという異世界ならではの仕事に行ってきたいと思います!


「ん。おはよう」


めっちゃ眠そうにしてる。朝に弱いのかな

というか可愛い。けど口調が戻ってる…


「今日のご予定は?」


ちょっと喋ってくんないかなーなんて思いつつ聞いてみる。


「…瑠衣の魔法の袋に保存食120食分と、

テント、その他諸々を揃えて迷宮にいく」


あ、本格的すぎだね。まぁ、別にそういうのもいいか。


- - -


『月見亭』から歩いて10分ぐらいのところに弁当屋があったので保存食と安い弁当を適当に買う。

その次に向かったのは雑貨屋で、魔力を貯める水晶とテントなど、日本で言う、

キャンプセットのようなものを買い、魔法の袋に入れた。

途中でリンさんがネックレスに目を輝かせていたが、迷宮の準備で全部使ってしまったので見て見ぬ振りをした。


- - -

〜『鬼の迷宮』第一階層〜


ゴブたちを屠りながら『全世界万能辞書』

さんのマッピング機能に頼ってどんどん2階層を目指して進んでいく。


〜第二階層〜


今度はホブゴブたちが俺らを歓迎してくれていた。…嘘、襲いかかってきた。

りんさんが目にも止まらぬ速さで撲殺していった。あ、比喩表現じゃなくて本当に見えない。


〜第三階層〜


ゴブたちが歓迎してくれた。一層と変わらない….いや、罠が仕掛けられている。

けど即死ではない。


〜第四階層〜


ホブゴブが歓迎してくれた。しかし、ゴブリンメイジなどの特殊種族が多かった。

ゴブたちが2人で並んで仲間を屠っている俺たちを見て、『嫉妬の炎(エクスプロージョン)』と叫んで、火属性魔法を使われた気がした。ゴブリンもそこら辺わかってるんだ。


こんな感じで2人で順調に進んでいった。

只今の時刻:13時15分(推定)ということで、

迷宮で食べる弁当のお時間です!

今日のメニューは焼き豚・パン・サラダ・なんかよくわからない魚の塩焼きです。

今日もよく噛んでもりもり食べましょう。

…給食の放送風に紹介してみた。そういえば、日本にいる奴らは元気にしてるかな。

まあ、そういうのは戻れる目処が立ってからなしよう。


「やっぱ滅茶苦茶美味しいんですけど!」


やっぱり口調が変わるのね。

さてと、近場のゴブたちを軽く屠りながら

(日本でやったら動物愛護団体に殺される。いやけど、魔物だからセーフ?うん。

殺される危険があるからセーフだ!)

第五階層を目指す。口調が可愛らしくなったリンさんを連れてレッツゴー!


- - -


あれから順調に歩いてきて、今は10階層にいる。ここが何処かって?区切りがいいところはボス部屋という相場が決まってるでしょう。はい、ボス部屋の手前の準備施設?のようなところに来ている。果物とかが親切に置いてあって腐らないか心配だったが、何故か腐らないらしい。果物の味は

…滅茶苦茶美味しい。果物好きには堪らない。


まあ、ボス部屋の部屋を開ける。そこにいたのは…ゴブリンキングでした。…弱そう

一応作戦通りに動いてみる。俺がヘイトを買いリンさんが一撃を加えた瞬間にその役目を交代して俺が一撃を与える。というのを繰り返す単純な作戦だ。ということで、作戦決行!した瞬間に決着がついた。俺は何もせずにただただボスが宝箱になる光景を見つめるだけだった。銀色の宝箱だ。


リンさんが開ける。すると中には、鍵と銀の棍棒が入っていた。…なんか微妙。鍵は次の階層に行くから必要として…

よし、売ろう。


- - -


あ、隠し部屋だ。マップに不自然に空間がある。コボルトたちを一掃して次の階層に

行こうとしたら見つけた。


「そこを左に曲がった突き当たりに隠し部屋があるよ。」


一応リンさんにも報告した。報・連・相は

大事だからね。


「えぇ?どうして斥候スキル無しで隠し部屋が分かるの?けど相当高度な斥候スキルじゃないと見つからないし…」


めっちゃ驚かれた。

そんなすごいことなんだ。俺は岩をどかして隠し部屋に罠を注意しながら入る。そこにあったのは、虹色の宝箱だった。続いてリンさんも入ってきて、宝箱を見つめる。


「こんなに綺麗な宝箱見たことない。」


綺麗すぎて言葉を失っていた。

…これで擬似宝箱(ミミック)だったら泣くぞ。恐る恐る宝箱の鍵を外してみる。


…開かない。え?何かの鍵が必要って言うことなのか?そんな鍵どこにも落ちてなかっ…!

あれは魔法袋から鍵を取り出す。

実はあのボスを倒して次の階層に行こうとしてもあの鍵は必要なかったのだ。


…カチャ、


開いた。で、中に入っていたものというと

…めっちゃボロい袋だった。しかも見るからに何も入っていない。あれ?見かけだけ

けどこの布切れ何処かで見たことがあるような…まぁいいや。それよりご飯だ。

ショックを受けているリンさんに魔法袋から弁当を差し出す。

あれ?この袋何処かで見たな。さっきっからちょっとした違和感があるがそれを考えると頭がモヤモヤする。


「美味しいけど…あの見掛け倒しの宝箱許さない。」


めっちゃ怒ってるけど、初の隠し部屋記念に魔法の袋にでも入れておくか。


魔法袋の中にボロ袋を入れようとした時だった。さっきから感じていた違和感の正体が分かった。わかった瞬間に頭の中がスッキリした。魔法袋とボロ布はどちらも作られている素材が一緒で、少しだけ見た目が違うだけだ。ここから分かることはただ一つ。()()()()()()()()()()しかもボロ布の方は認識を阻害する効果が付いている。

だから俺も、短時間に同じ種類のものを見ていたのにも関わらずボロ布が魔法袋だと分からなかったのだ。早速中を確認してみる。あ、その前に、


「リンさん、この宝箱の中身は当たりだ。

中に魔法袋が入ってる。」


一応報告しておく。でないと後で拗ねられても困るからね。


「あのボロい布切れが?本当に?揶揄ってるんだったら怒るよ?」


まあ、疑うのも無理はないか。では気を取り直して中を確認してみよう。


- - -


この魔法ぶくろ1つで国が一つ建てられるぐらいの宝石などが詰まっていた。中には理解できないものがあったが、それはおいおい調べていくとしよう。とりあえず安全なこの隠し部屋で一晩こすか。一応見張りを交代でして、一晩過ごしたのだった。

がラッキースケベがなくて残念だったとかそんなことは微塵も思ってないよ?


- - -


リンさんと朝食を食べてから支度をして隠し部屋を出た。お、モンスターのお出迎えだ。早速準備運動がてらに…


「火属性魔法:ファイヤーボール」


さてと、魔石を回収して次に行くか。

俺は焼いたゴブの元へ魔石を取りに向かった。しかし、そこに魔石は無かった。あったのは、いや、そこにいたのはゴブだった

そこでようやく俺は気付いた。()()()()()()()()()()()




最近自粛自粛で全く運動ができてない…

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