6-寝かせて・・
普通の綿布団で寝ていたとき、ダニが大発生したことがあります。
コナダニ、チリダニといった種類は、アレルギーやアトピーの原因になりますが、人を刺すことはありません。
しかしイエダニやツメダニは人を刺します。
刺された時の痒みは強烈で、蚊の比ではありません。しかも1週間は症状が続きます。
燻蒸剤や誘引剤など、いろいろな方法を試してみましたが、効き目があるのは数日だけで、すぐに再発してしまいます。
最終的に解決できた方法は、布団に掃除機をかけることでした。
毎朝起き抜けに、布団の裏表を掃除機で吸引します。
ダニは光を浴びると暗いところへ移動するので、部屋のカーテンを開けずに、暗いまま掃除機をかけるのがコツです。
これを1か月ほど続けると、被害は完全に収まりました。
現在は寝具に、エンベロープ型のシュラフを利用しています。
一応雪山用のシュラフで、マイナス15度まで適用可となっています。
しかし3年ほどの間、休ませずに毎日使っていると、さすがに中綿がヘタりきって、保温性能どころではなくなります。
そこで新しい安価なシュラフを買いました。ただし古いシュラフは捨てず、ジッパーを開き、掛け布団のようにして使いつづけています。
さらにフリースのインナーシュラフも併用します。
もちろん下にはマットを敷いています。
最初はシルバーマットでしたが、今ではコーティングが剥げてしまい、ただのグリーンマットになっています。
そのため100円ショップでアルミ蒸着シートを買ってきて、上にかぶせています。
これで寒さ対策は、ひとまず万全です。
真夏の時期は、昔懐かしい折りたたみ式のビニールベッドに寝ることもあります。
かなり窮屈ですが、寝相は悪くないので気になりません。
もともと睡眠が浅く、目が覚めやすい体質です。
泥酔すれば朝までぐっすり眠れますが、酒を買う金がありません。
30分ほどウトウトしては、1時間ほど起きていることの繰り返しです。
そういうものだと割り切れば、イライラすることもありません。
定時に起床しなければいけない正社員とは違って、そこは楽です。
といいながら、日の出前の朝4時や5時には、たいてい目が覚めています。
金があった頃には、スピリタスとかロンリコ151とか、やたら強い酒ばかり好んで飲んでいました。
飲み方はロック一本槍です。水で割ったりはしません。
しかし今ではすっかり弱くなってしまい、たまに飲むときはチューハイ一缶でベロンベロンです。
これはこれで経済的とも言えます。