1-食費 1日150円
「お好み焼きモドキ」レシピ
【材料】
・薄力粉 100g(カップ1杯弱)
・卵 1個
・野菜 200g~
・納豆 40~50g
・乾燥ワカメ ひとつまみ
【作り方】
1.ボウルに卵を割り入れ、水を30ccほど加えて解く。
2.薄力粉を加え、ダマにならないようヘラで溶かす。できた生地は30分ほど寝かせる。
3.ワカメは水で戻しておく。
4.生地に納豆とワカメ、それにスライサーで切り刻んだ野菜を加えて混ぜる。
5.フライパンにキャノーラ油を敷き、材料を入れる。フタをして強めの中火で表7分、裏返して4分焼く(加熱時間は適当に調整する)。
ある程度かさばるものであれば、野菜は何でも構いません。通常は、その時期に最も安くなるものを使用します。主として用いるのはモヤシです。魅力は1年を通じて価格が安定していることです。
キャベツは安い時期と高い時期で、4~5倍ほど価格が変動します。タマネギは焦げやすく、ダイコンは意外に火の通りが良くないという特徴があります。このほかニンジンやハクサイなども使えます。
納豆は粘り気を増すことと、植物性タンパク質を補給することが目的です。卵のほうが安ければ、納豆をやめて卵2個に替えることもできます。そのほうがフックラ焼き上がるというメリットがあります。かわりにコレステロール値は高くなります。
焼き上がったら、塩コショーか醤油をかけて頂きます。少し余裕があるならケチャップやとんかつソース、味噌をつけて食べるのも良いでしょう。お好みソースとマヨネーズはかなりの贅沢です。納豆に付いているタレを取っておいて、溜まったら味付けに使う手もあります。
いずれにしても、生地に出汁を入れていないので、美味しい食べ物ではありません。
この「お好み焼きモドキ」が、その日のディナーになります。基本は1日1食です。
どうしても腹が減るときは、これ以外に6枚切りの食パンを1枚か2枚、生のままで頂きます。トースターと電気代があれば、もちろん焼いても構いません。
バターやジャムをつければ、なお結構ですが、出費は予算の範囲内に収まらない可能性があります。塩コショーをふりかけて食べると、小麦本来の甘味が感じられて、思ったより美味です。これは最近の発見でした。
こういう食生活を始めてから、最初の半年で10kg痩せました。それ以後は、あまり変化がありません。体が省エネルギーモードに慣れたためと考えられます。
はじめは米食をしていましたが、小麦食に切り替えました。理由はカロリー計算にあります。
小売価格1円あたりのカロリーを調べてみたところ、小麦粉のほうが米よりも高いと判明しました。それ以来、米は盆と正月ぐらいにしか食べません。
将来コメの関税が撤廃されたら、あるいは米食に戻るかもしれませんが、そんなことは太陽が西から昇っても起きないでしょう。
ところで「低カロリーでヘルシー」という決まり文句があります。
今日も世界では、カロリーが足りなくて何百何千の子どもが死んでいます。
カロリーが低いほど健康とは何の謂ぞ。