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薔薇の下に朱、散る

作者:武内 修司
ある日、防衛省職員である加藤氏の一家心中死体が発見される。しかし、それはある情報を探す暴力団による偽装であり、一人娘の高校生澄子の手により、幼馴染みの元へ送られていた。暗号化されたデータとして一枚のCD-Rに収められて。それより暫くして、私立芙蓉薫学園に嶋本一美という高校二年生の少女が転校し、吉川直美とクラスメイトになる。影のある転校生も、少しずつクラスになじんできた頃、学園の周辺に不審者が出没し始める。それに対応する為、扶桑国際警備は一人の少年を召還した。名を斧堂緋刀志と言った。斧堂は嶋本の護衛を開始する。嶋本、吉川一緒の通学状況を維持しつつ、警戒を行う斧堂。そこに井竹、高田というチンピラが立ちはだかる。彼らこそ不審者であった。吉川の目のある関係から、一度はボコボコにされる斧堂であったが、陰で二人を返り討ちにし、その後を追う斧堂。しかしその途中、帰宅の遅かった吉川と邂逅してしまう。返り討ちにあったチンピラ達は、立石組という暴力団に増援を要請したのであった。暴力団は登校途中の斧堂と嶋本を襲撃するが、斧堂に迎撃され全滅する。二人は避難所に移動した。素性の発覚した嶋本は、新たな身分を与えられ、他の場所に移される事となるが、その前にチンピラを含む暴力団を掃討する必要があり、その為に斧堂は部隊を招集した。その事情を知らない吉川は急に学校を休んだ嶋本の家に立ち寄るが、張り込んでいた暴力団に捕まってしまう。作戦を決定した斧堂達は、二手に分れた暴力団を同時に襲撃し、吉川の救出に成功したのであった。嶋本と再会した吉川は、嶋本の立場を一部明かされる。そして、更には吉川の抱えた悲哀の根源についても。彼女の弟は交通事故で亡くなったが、その犯人は逮捕されていなかった。その犯人も、同時に判明していたのであった。全ては解決したかに見えたが、未だ後始末が残っていた。嶋本を新たな隠れ場所に移し、同時に残された暴力団の一掃を行う必要があった。斧堂は吉川を眠らせ、静かに去ったのであった。
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