直井君の一日
『おまえはおまえだろ!!他の誰でもない・・・!!』
雨の降るとき僕は音無さんに救われた。
たった一言で僕はやっと光のある大地に足をつけることができた。
やみくもに走っていた闇から出ることができたのだ。
このとき音無さんに対する感謝の気持ちは
いつでも僕の心に残っている。
でもその時はただの感謝の気持ちだったはずなのに、音無さんを慕っていたはずなのに。
…僕は一体どうしてしまったのだろう。
「なぁなぁ――っ。ユリッペ?音無はどこに行ったんだ?」
隣のソファに座っていた日向とかいうやつが
机に堂々と足を置いている女に言う。
。。。そういえばこの女・・・ゆり…とか言ったな。
まぁどっちにせよ愚民。僕が気にすることはないか。
それにしても音無さんはどこに行ってしまったのだろう。
どう考えても遅すぎやしないか?
っ!!何を考えているんだ僕は!音無さんは貴族!
僕ごときが詮索してはいけないお方だ!
「さぁ?どこでしょうね?」
女はそこまで興味がないのか、日向の方は向かずに答えた。
なぜこの女はそこまで興味がないのだろう?
音無さんはあんなにお美しい方であられるのに
ま・・・まぁ音無さんの魅力は僕だけが分かればいいのだ。
それにしてもここは本当におかしなやつらばかりだ。
日向と机の女の除けば、ただ笑っているだけの男と、
大きな釜を持っている男と刀を持っている男
意味不明な英語を言いながら踊っているやつに
壁際でおもちゃの犬を見ながらただ「あさはかなり」とつぶやく女。
・・・。愚民はやっぱり愚民だな。
まぁ、こんなやつらなら音無さんのいい引き立て役になるってことだ!
「always」
「ん?あぁそうだね。音無君はいつも立花さんといっしょにいるね」
「あぁ!?あいつ。俺の先越して女とデートかよッ!」
「あらぁ?たいへんねw」
「あさはかなり」
デっ…デート!???会長と音無さんが!?
こ・・・このぼくがいるのに!!←
僕は寝っ転がっていたソファを勢いよく降りた。
・・・もしこの気持に名前を付けるとしたら
たぶんそれは恋だろう・・・。
覚悟しててくださいね!・・・音無さん!
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(楽屋裏)
音「・・・おい。俺一回も出てないぞ!」
奏「・・・私も・・・」
日「いいじゃんか!どうせ立花とラブラブしてたんだろ?」
直「音無さん!!僕と言うものがありながら!」
音「・・・お前は男だろ?」
直「そんなこと知りません!知っています「うるさいわよっ!!」
「「「どーしたんだ(の)?ユリッペ」」」
ゆり「私なんかこいつのなかで女って言われてるのよ??」
直「愚民なんだから影が薄いんだ」
ゆり「本編では十分にいいことをしてるわよ!!」
日「まぁまぁww」
ゆり「しかも!なんで日向の方が身分上なのよ!」
直「面白いからだ★」
音「顔とセリフがあってねーぞ・・・」