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職業の鑑定

「ひぇっ」


ーーーーーーーーーーーーステータスーーーーーーーーーーーー

名前:カイト

職業:賢者

HP:8

MP:160

攻撃力:6

防御力:12

魔法攻撃力:78

魔法防御力:96

敏捷:10

スキル:全属性魔法、全属性耐性(低)、棒術

称号:陰なる者

ギフト:???

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


うわぁ、これって結構目立つ職業だよな??これってばれたらどうなるんだ?

一生王宮で飼われ続けるとか、奴隷として馬車馬のように働かせるとか?

てか、称号の陰なる者とかやかましいわ!陰キャだってことぐらいそんなん自分でわかっとるわ

はぁ、称号にすら馬鹿にされるとか異世界きちぃー


とか考えていると



王女や周囲の騎士達が一斉にかしこまった。

「勇者様是非ともこの世界をお救いください」


「おぉ、俺が勇者かぁ。まぁ、困っている人がいて俺に助ける力があるならやれることをするまでだな」


「勇者様にそのようなお言葉をいただけるとはうれしいです」


うわぁ、ユートのやつ良いやつすぎだろこれが勇者になるやつの性格だよなぁ。

王女様も少し態度崩れてデレてきてないか?

てか、鑑定が俺まであと2人やん

どうにかしないとどげんかせんといかん。


あぁ~、神様、仏様、女神様~鑑定をごまかせるようお願いしますぅ。

そう、神頼みである。この男は為す術もなく心の中で安寧を願うほかはないのである。


「それではお次の方、鑑定玉の前にて手をかざしていただけるようお願いたします」


騎士の声がかかり、ついに俺の番がやってきた。水晶に恐る恐る手をかざす。


「ありがとうございます。あなた様は職業は魔術師でございますね。魔術師は後衛から攻撃でき、支援やサポートをすることもできる職業ですね」


「はい、ありがとうございます」


ぼんやりと返事を返しつつどうしてこうなったのか意味がわからなかった。

ちらっと自分のステータスを見てみると称号の欄にあった陰なる者が光っていた。

それを注意深く見てみると


陰なる者

偽装、陰操作、暗視、気配遮断を統合している

普段から陰をまとっている者に贈られる称号


どうやら念じることで偽装によって職業やステータスをごまかすことができるようだとカイトは内心安堵した。


「それでは皆様にこれから割り当てられるお部屋へと案内します」とメイド長のような人から声がかかり、皆がそれに続きカイトもともに移動するのだった










王女がカイトの後ろ姿を見て口角を上げていることに気づかずに







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