表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩 二編

作者:

『流砂』


言葉の流砂がきんいろにちらちらこえて

 ふるえる


 積み木がこぼれて


 あらう


 ほら、ぼくは、まだ鼓動している


**

『 』


格子状の雲が僕の目の前に迫ってくるとき

僕は思わず腕で目元を覆った

けれども、想像していた衝撃は僕を襲ったりせずに

僕は目を開ける

そこにあったのは、巨大な顔


阿修羅


彼は、六の腕を僕に向けると巨大な顔から涙をひとつこぼした


僕はなにもいうことも

口を開くとも

かなわずに

ただただ、その涙に見惚れた


格子状の雲はほどけるように

僕は、ただただそれを見ていた



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ