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隔絶次元の勇者達へ愛をこめて  作者: 守條裕芭
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弓使いと魔法使いの対談




『一気に2人も脱落するなんて思ってもみなかったや。そう思わない?ルッシー。』


『ウル、毎度の事だけどその変な呼び方やめてくれる?』


『えー?いいじゃん!可愛いでしょ?』


『可愛くない。』


『ちぇっ。つれないね。…あと俺さぁ、こんなところで終わってほしくないんだけどー。』


『その意見には同意するね。ほんと何やってんの……勝ち残れって言ったのに早速死ぬなんて。』


『ユウリ起きて?絶対に生き残るんでしょ?早く起きないとオシオキしちゃうよ?』


『お仕置きって、その子に何する気なの?』


『ルッシーそんな野暮なこと聞いちゃだめだよー?』


『ド変態野郎だね。』


『失礼な!“愛のキューピッド”ウル様にそんな悪口言っていいと思ってんの?!』


『はっ、愛欲のインキュバスの間違いでしょ?』


『黙れよデーモン。』


 ………………。


『………君って素直だよね。』


『それはどーも。で、ルッシーはどうするの?このままで終わるようなお前じゃないだろー?』


『当たり前。でもこのゲームはイザナキ様のルールで行われているし、生死について僕達の介入がどこまで許されているのかまだ分からない。』


『確かに!でも介入できたとして、俺人間なんて生き返らせられないよ?』


『じゃあ君はそこまでだね。』


『えー?!そんなケチなこと言わないでよ!俺たち友だちでしょー!!』


『勝手に友だちにしないで。』


『むぅ。じゃあさ、せめて同盟組もうよ。』


『それは真剣な話?』


『うん。もしユウリかお前んとこの代理人が、もしくは両方が生き残ったら君に長の座は譲る。』


『見返りは?』


『俺の愛人になって欲しいなー!』


『何言ってんの?僕男なんだけど。』


『公ではそうだね!でも俺知ってるんだよー?お前が本当は“女”だってこと。』


『見間違いなんじゃないの?それか幻でも見たか。』


『ははっ!!じゃあお試しで俺と寝てみる?』


『冗談。』


『フラれちゃったや。でもでも、冗談だとしてもルッシーにとってはいい話だと思うよー?』


『…そうだね。』


『だからさ、俺と同盟組もうよ。ね?』


『……裏切ったら君の首を切り落とすから。』


『流石ルシファー。話が分かるね。』





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