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歌と詩

実によくある日々の話

作者: 風花 深雪


ねえ 今なにしてる?

暇なら私の話しを訊いてよ。



この間は散々な目に遭ってさ、

靴擦れしたり服を汚したり

仕舞いには(かばん)を置き忘れたりしてさ

もう最悪だったのよ。



お店に行って商品買って使ってみたらさ

(かかと)が上がって痛くないの

これでまた靴が履けるよ。



クリーニングに預けにいって染み抜きしてさ

綺麗になったの 元通り

気に入ってたから良かったよ。



鞄については定員さんが急いで来てさ

お忘れものですって届けてくれたの

優しい人で良かったな。




境界線 一歩踏み出し 覗いてきたよ




小さな足に大きな靴を履いていた。

とっても歩きにくそうだったな。



ちらっと見たら

ごみの山を掻き分けている子をみたよ

泥だらけになってさ

食べ物を探しているみたい。

あれを食べても大丈夫なのかな?



軒店(のきみせ)を見ながら歩いていたら

お年寄りが(つまず)いた。

テラスで飲んでた若い女性が歩み寄って

杖を拾ってあげてたよ

優しい人だね。



それをみていた1人の青年

置きっぱなしの鞄に手を入れ

財布だけを盗っていったよ

なに食わぬ顔で立ち去った。




境界線 一歩外に出ただけで

いろんな人に出逢えたよ。


世界は広いね 面白い。


お土産も買ってきたんだよ

あっちでは結構有名みたい

美味しいから食べてみて。




そういえばこれに似たようなものを

あの子はごみで拾っていたな


汚れた服を身に纏い

一生懸命探してた。




あぁ、なんでもないよ

気にしないで?

それからあのね──。















同じ地球に居るのにさ、

こんなにも違うんだと思ったよ。






ねえ 今なにしてる?

暇なら私の叫びを訊いてよ。






ニュースをみていて思ったことを書いてみました。

同じ地球に住んでいるのにこんなにも違うのは何故でしょうか。少しでも治安がよくなり平和な暮らしができるようになることを祈ります。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者さまの優しい眼差しを感じる良作でした(^-^) 日々、忙しなく生きていると、つい自分のことで精一杯になってしまって周りを見渡すことすら、忘れてしまいそうですが、 時には境界線から一歩…
2018/08/02 20:30 退会済み
管理
[良い点]  はじめまして、ユーザーの西尾和也です!   拝読いたしました。私もこう言った世界の不平等について考えたりすることがあります。そこまで多くを語らず、周りで起こることを詩的に書いていく今作、…
2016/02/03 21:28 退会済み
管理
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