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異世界に転生したので優者になって理想郷を作る!  作者: 自由なお仕事
Act1.異世界生活はじまりました
9/58

買い物と宿屋と

更新が遅れてすいません、一部の誤字脱字と宿屋のシーンの加筆

おかげさまでブックマーク数10人超え、有難うございます。

 ギルド支部は、本当に店じまいするようだった。まだ1時間半ほどあるのに……。大丈夫だろうか?

 怒って駆け出したカルラさんを気にしつつ、そのことで頭がいっぱいな僕はモンロウさんの脳みそを活用することにした。

「何が必要かな?」

「んー……盾と武器は必要だよな。防具も大事だしなぁ……」

 駆け出したカルラさんは、何を感じたのだろう、あれじゃまるで、思い出したくない事で感情が溢れだした時と似ている気


がする。

 ん?そういえば、『似てるね』と受付のお姉さんが言ってたが

 僕がカルラさんの嫌いな人に性格的意味で似ているのだろうか?

 確かに、ムッとすることを言われるが、まず第一に敵に回したくない。敵に回したら即ゲームオーバーだ。

 そして、カルラさんが銀貨をプレゼントしてくれたのは嬉しかった。

 ネットゲームをやっていると、最初のキャラ育成は物凄く大変だが、サブキャラはそうでもなかったりする。

 というのも装備の使い回しや、資金面にゆとりがあるからだ。

 この世界にあるかわからないが、使うことで一時的に体が活性化するドーピング。

 そういうのができるからこそ、最初のキャラクターで苦戦していた戦闘が嘘のように簡単になって

 経験値を得るスピードがあがればあっという間に次のダンジョンにもいけるのだ。

 確かにレベル差があればその分稼げるが、それでもお金である。

 見下しているにしろ、なんにしろ、カルラさんはお金をくれたのだ。



 ……


 ……


「おい、どうした? 防具屋着いたぞ?」

「ぁ……うん」

 気がつけばカルラさんのことが気になって仕方なかった。

「………カルラのことか、あいつの立ち振舞やレベルみてどう思う?」

「……え……うーん……レベルは凄く高いなと思うし、立ち振舞はちょっと異常かな……って」

「確かにそうだな、下手をすればオマエを殺していたかもしれないからな」

 それから、モンロウさんは一言だけ。

 あいつは、過去に色々あって病んでる。今話せるのはそれぐらいだ。

 と話を無理やり終わらせた。

「え、……それって……」

 もったいぶられているようで落ち着かなく、尋ね返すと同時に

「ういーっす、転生者向けの防具後、衣類をセットで買うから安くしてくれるか?」

 と防具屋のドアを開けて、まるで別人の様に『早く店入れよ』とせかすモンロウさんが居た。

「あら、いらっしゃい、どうぞどうぞ」

 そして、防具屋に入ると、カウンターにはニコニコ顔のおばちゃんがいた。

 カルラさんのことをきにしつつ、ふと魔獣のことを思い出す。

 何かを考えている僕を察してか。

「予算は銀貨1枚、よろしく頼むわ!」

「あいよ、じゃ、ちょっと失礼するね」

「……は、はい」

 防具屋のおばちゃんは、僕の状態を調べるためか『鑑定メガネ』で僕を覗きこもうとしていた。

 少しデザインが違うのは、別の錬金効果でもあるのだろうか?

「なんだい?元気な若造がしみったれて」

「す、すいません!……」

「あー、こいつ初日なのに銀貨2枚もクエスト頑張って体ヘトヘトなんだわ、心配させてすまない!」

「あらまぁー、意外とタフなのね、あ、じゃ失礼するよ」

 モンロウさんがフォローしてくれる。

 そして、肘でツンツンと突かれる。

 見ず知らずの人に心配をかけるのはちょっと情けない。

 僕は、気合を入れるため麻の手袋をつけたままだったが両手で左右の頬を数度叩き喝をいれた。

「はい、宜しくお願いします!」

「お、男前だね、おばちゃんタイプかもしれないわ」

「……あっ、ありがとうございます」

 冗談なのか本気なのか分からなかったが

 それから、「うーん」と考えながらおばちゃんは2分ほど鑑定メガネ越しで何かを考えていた。

「ま……まだ?……」

「もうちょっとだ、その分サービス&ばっちりコーディネイトしてくれるからよ」

 そう言われてちょっと安心した。

 そのモンロウさんの言葉通り、約30秒後おばちゃんは『良しっ!』とひときわイイ笑顔になった。

 まるで職人さんみたいだった。



 そして、おばちゃんがカウンターの奥部屋でガサゴソしている間

 ギルド支部にもあった丸い机が1組あったのでそこに座らせてもらうことにした。

 モンロウさんも何か考えていたようだが、僕が座ったのを確認して隣へ座ってきた。

「まぁ、1日お疲れさん、宿代は食事付きで、15銅貨だが、残り85銅貨で何か買いたいものあるか?」

「え? ん?」

 銅貨……何故100銅貨もってる計算になるんだ?

 ……


 あ……そういうことか

 1銀貨=100銅貨という計算だろうか?

 今の手持ちは2銀貨、ここで1銀貨使って残りは1銀貨=100銅貨になるわけだ。

 ふむふむ……。

「えっとうーん85銅貨……明日の宿代は残しておいたほうがいいかな?」

「いや、クエストするんなら全部使っちまって大丈夫だぞ」

「んー……そっか」

 それでも手持ちが0は何かと心細い

 そもそも、明日はクエスト以外で何をするだろうか?

 洞窟の奥にいくついでに魔獣に会いたいとは思っている。

 薬草にかぶりついた魔獣は、長年生きてそうなイメージの割には、無警戒というか無知だ。

 そして、大型の動物が食べる物のイメージと言えば

「燻製肉とかが欲しいかも」

「ふむ……確かに、道具袋には食料品をいれるのも大事だな」

「1個食べればだいたい一食分、ぐらいの量で5銅貨だがどうする?」

「うーん……10個だと50銅貨だから……8個ぐらい」

「っぷ、まぁ、悪くはないかもだな、使い捨ての特製容器に入った水もあるからそれも8個ぐらい買っとくといいぞ」

「特製容器?」

 特製容器とは、魔法で出来た容器で、中身が減れば減るほど小さくなり

 空になった時その容器は消滅するらしい。

 中身が減れば減るほど……。

 そういわれて、ふと恐竜の卵というアイスを思い出した。

 イメージとしては水風船の中にバニラアイスがいっぱいはいっており、先端を着ると、風船の空気が抜けるみたいにバニラ


アイスが漏れ出てくるのだ。

 懐かしいな……。

 そう思いつつ、モンロウさんのアドバイスは続く。

「水は、1銅貨だ、ただ、大都市で買う水よりは、こういう村で買う水の方が上手いからな」

「なるほど……特製容器ってのは、魔力の器ってことですよね?」

「うむ、因みに、そういう類の物はアイテム職人ってのがいてそいつらが作ってるんだ。」

 モンロウさんは僕が聞きたいことを汲み取ってか、結論を言ってくれた。

「なるほど……」


 そうこう話している内に

「おまたせ、準備出来たよ」

 そういっておばちゃんがカウンターの前に立っている。

 なにの準備ができたんだろうと思いつつもカウンターへ向かう僕とモンロウさん

 すると、おばちゃんは、道具袋を漁り、僕に売る商品を机に広げ始めた。


 並べられたものは凄い量だった。

 真っ白ではないがTシャツのようなものが2着、トランクスのような黒いパンツが2着、安そうな革靴、皮の鎧、皮の帽子


、皮の腰当て、丈夫そうなズボンが広げられた。


 いかにも初心者装備っぽそうだが、最初のものより性能がいいようだった。


 モンロウさんに聞く限りでは、宿に居る時や長期間村に滞在する時以外は、命の危険があるので大抵防具を装備していると


のことだった。

 話を聞きながら、皮の鎧を装備し、ズボンを着替え、皮の腰当てを装備、安そうな革靴に履き替え、最後に皮の帽子をかぶ


る。

 サイズはベストサイズだった、ひょっとしたら対象者に合わせてサイズが調整されるのかもしれない。

 レベルもレベルだから、この村以外で寝泊まりする時は、極力防具を装備しているように念押しされた。


 治安が悪い町もあるのだろうか?


「大丈夫そうだね、1銀貨と20銅貨だけど1銀貨に負けとくよ」

「あ、ありがとうございます」

 そういって僕は銀貨を1枚渡した。

「毎度あり」

「うし、じゃぁ、日持ちする食料と雑貨が売ってる道具屋行くか」

「フクロウさん。またおいで」

「はい、ありがとうございます」

 そして、僕は、全身皮の防具セット(手袋だけは違う)で町中を歩いた。

 思ったより歩きにくい ということはなかった。

 確かに、歩きにくかったら逆に防具なんていらなくなるかもしれない。

 とはいえ、致命傷の攻撃を避けるために鎧とかは必須だろうけども……。


 愛想のいい防具屋のおばちゃんだった。

 因みに、モンロウさんが言うには、本来防具と服は別物らしく

 村だからこそ、1つの店で2種類以上扱っていたらしい

 それから、少し歩くと、前世でいう定食屋というか喫茶店のようなこじんまりした佇まいの店が数件と

 出店のように、屋台のような小スペースで調理してそれを販売している店があった。

「おっちゃん、いつもの串焼き2本」

「あいよ、お?見ない顔だね、ゆっくりしていってくれよ?」

「ど、どうも」

 この村の住人は皆いい人っぽそうだった。

 この肉屋のおじさんは、少し背が低く、白髪交じりのちょび髭が凄く愛嬌よくしていた。

 そして、モンロウさんは、4枚銅貨を店のおじさんに渡すと、おじさんから鳥っぽそうな串焼きを2本受け取っていた。

 串焼き1本2銅貨か……。

 悩みつつ、風に揺られる炭火焼きの匂いがたまらなく食欲をそそる。

 とはいいつつ、宿に泊まるとご飯もあるみたいだし……。今日は我慢かな?

 そう思っていると

「ほい、オレの奢り、いつかうまいもん奢ってな」

「ぁ……ありがとうございます」

 ……モンロウさんの気遣いが凄く嬉しかった。

 異世界に来てたった1日で、良い友だちができた。

 僕がスライムの雫を持っていなくても友達になれただろうか?

 楽しそうに焼き鳥を頬張り僕の表情を伺うモンロウさんが友達的意味で凄く愛おしく感じた。

「特製のタレの串焼きだからな、仕事終わりのこの一本がたまんねーんだよなぁー」

「そうなんですか」

 そう言って、釣られるがまま、パクっと一口食べた。

 香ばしいタレの匂いと味が肉汁と一緒に広がった。

 串は3口ほどで食べ終わるのだが、正直5本ぐらい食べたい気分だ。

 追加で買いたいな……。でもモンロウさんは2本目食べるんだろうか?

 そう思っている内に、無意識に一口目を飲み込んでしまう。

「おぅ、じゃ、おっちゃんまたー」

「ぁぃょー毎度あり、そこのぼっちゃんもまたー」

「ぁっ、はい、凄く美味しいです、僕も今度買いに来ますね!」

 そういって僕は、二口目を口に入れる、今度こそよく噛んで食べよう。

 そう思った時だった。

「っっ……嬉しい事言うね、もう一本サービスだい!」

「えっ?」

「おーっ、おっちゃん太っ腹!」

 そういっておじさんは、2本の串焼きを僕に渡してくれた。

 1本をモンロウさんに渡す。

「あ、ありがとうございます!」

 僕の満面の笑みを見てか、おじちゃんも満面の笑みだった。

 ……笑顔を見てふと考えさせられる。

 防具屋のおばちゃんやこの肉屋のおじちゃん、こんな風に自分もお客も幸せになれる仕事

 前世で就きたかったなぁ……。

 時々楽しいこともあったけど、この2人みたいな笑顔になったことは7年ぐらい働いて数えるほどしか無かったと思う。

 恐らく、防具屋のおばちゃんもこの肉屋のおじちゃんも、殆ど毎日あんな笑顔になっているんだろうな……。

 少しセンチメンタルな気分になったけど、それでも串焼きはすっごくうまかった。


 人に優しくされるのは不思議な気分だ。 なんというか嫌なことを考えずに済むというか

 誰かに優しくしてあげたくなる。


 それから、すぐ傍にあった店に入ると、そこは日持ちする食品というか携帯食料を色々売ってあるみたいだった。

 店主は、さっきのおじちゃんと少し似ていた、兄弟か何かだろうか?

 さっき計画した通り、燻製肉8個 水8個を購入

 48銅貨という額だが、手持ちは銀貨しかないので銀貨を出す。

 店主は、銀貨を受け取ると

「もしかして、金袋もってないかい?」

 金袋……。 財布のようなものだろうか?

「ぇ……と」

 悩んでいると

「いろいろ買ったんだし、金袋ぐらいサービスしてやってくれない?」

「……あんたがそこまでいうなら良いけど、また立ち寄ってくれよ?」

 そういう会話を見ながら、僕はとりあえず『ありがとうございます』と言って会釈をした。

 そして、道具袋より小さい麻袋のようなものを取り出し、道具屋は大量の銅貨をそこに入れた。

 そして、麻袋の上には、ビーズのようなものと紐がついており、それで袋の口が閉じるみたいだった。

 52枚もあるのだからごしゃごしゃしそうだ。

 銅貨を入れ終わった後、紐を引いたおじさんは、それを僕に差し出す。

「ほい、間違いなく52銅貨入ってると思うけど、袋いれて確認してご覧」

「あ、はい…」

 そういって銅貨52枚のそこそこな重さを実感しつつ僕は、道具袋に入れた。

 アイテムウインドウを開くと

 アイテムウインドウの一番下に 金  0枚 銀 0枚 銅52枚

 と書かれていた。

 確認したことを伝えると、想像していたのより大きい干し肉8枚と

 500ml入ってるか入ってないかのペットボトルの形に似ている透明の容器に入った水8本がカウンターに並べられた。

 因みに、飲み方は、先端部分に口をつけるか、イメージすると一定量の水が流れ、流れた分だけ容器が小さくなるらしい。

 容器自体は魔力なんだろうけども、なんというか凄くエコだ。

 感触は、ペットボトルを更に薄くした感触ににていた。

 因みに、一定以上の衝撃で容器は消滅し、重力や衝撃に影響され水が飛び出すとの事だった。

 前世でいう飲みくち付きのちょっと強度がありそうな(予想)水風船の様なものだろうか?


 それから、町の中を少し案内してもらい、モンロウさんの家の場所を教えてもらう。

 モンロウさんの家は小さな一軒の借家だった。

 最後に宿の前まで送ってもらってから別れることなった。

 モンロウさんに会いたい時は、村の門の所かか家にいるとのことだった。

 


 そして、2階建ての宿屋に入る、愛想のいいおばちゃんがいて丁寧に応対してくれた。

 転生初日記念ということでご飯付き15銅貨を10銅貨にサービスしてくれた。

 僕はお礼を言ってから、道具袋に手を入れ、金袋を取り出し、封を開けてから手を入れ

 10枚……10枚と思っていると手にずっしりとした感触が伝わり、それをグーで掴んでから

 カウンターにそっと広げると確かに10枚掴んでいた。

「毎度あり」

 そして、おばちゃんに案内され、2階に上がると、6つ程部屋があった。

 聞く所によると1階にも部屋が3つあるがそれは、2階が満室だった時用と自分たちやお得意様用らしい。

 部屋の前まで送られると、『ごゆっくり』との一言でおばちゃんは下に戻っていった。

 ドアを開けると部屋の中は本当にシンプルだった。

 食事を食べる用かアイテムを広げる用の机と椅子が1組、ふかふかしてそうなベッドが1つ。

 また、テーブルの上には、ガスか何かのランタンがあった。紐を引くと付きそうだった。


 消灯したら、このランタンを使えば良いのだろうか?

 僕は、ベッドに横になるため、防具を脱いで部屋の隅に置いた。

 ふと、自分の体が汗臭いことに気づいた。

 この村に温泉とかはあるんだろうか?

 そう疑問に思った直後だった。

 ノックの音が聞こえ

 宿屋のおばちゃんが、バスタオルの様な大きなホットタオルと大きな竹カゴを届けてくれた。

 わかりやすく言えばおしぼりのバスタオルサイズのような物

 前世でいうタオル以上の肌触りだが上質まではいかなかった。

 竹カゴに一度脱いだ服をいれるといいらしい

 僕は、鎧を脱いで部屋の隅に置いて、道具袋からさっき買ったパンツと下着を取り出し、

 今着ていたものを籠に入れ、全裸になった。

 部屋の鍵をしてなかったので、慌てて施錠する。


 


 そして、僕は体を拭こうとホットタオルに手をかけた。

「ん……?」

 魔法がかけてあるのだろうか、空気に触れているはずの表面は冷たいと思ったが、

 ホットタオルは、程よく湿っているのに、ここちの良い40~45度ぐらいのちょっと熱いぐらい暖かさを保っていた。

 因みに、人間の肌は42度以上のものは熱いと感じるらしい。

 なのでバラエティー番組で言う熱湯風呂は42度以上のモノの事を言うのだろう。

 そんなしょうもない豆知識を思い出しつつ、顔、首、背中、手、脇の下、股間の当たりを順番に洗い、

 最後に、まだ汚れてなさそうな所で足の指の股を綺麗に洗った。

 お湯に浸かるほどさっぱりできていないが、体の汚れがとれなんかすっきりした。

 ふと、気になり、タオルの汚れていそうな部分の臭いをかぐ。

「んー……」

 なんともいえない、自分の少しある脇の匂い、身だしなみにも気をつけていきたいが

 そういう体臭を抑えるものはあるのだろうか? 香水ぐらいならありそうだが、香水はあまり好きになれなかった。

 それから、全裸のまま着替えることを忘れ、丸い机に腰を下ろし、幸福なのか、不幸なのか分からない現状について考える



 確かに自己犠牲で、お人好しだった自分、しかし見ず知らずの人を助けて命を落とすなんて、本当馬鹿げたことをしてしま


った。

 お金はあってもやはり母ひとり子三人育てた親に、何かもっと別の親孝行をしておきたかったものだ。

 孫の方は、一応大丈夫だった、次男が、結構早めに結婚をし、女の子、男の子と子宝に恵まれていた。

 しかし、何かしてあげたかったなぁ……旅行とかでUSJとか連れて行ってあげたかったなぁ…。

 つい24時間前までは前世に居たなんて本当……。

 そして、死んで間もなく、悲惨な走馬灯見せられて……。嘆いて、転生して、異世界満喫して

 カルラさんに蹴られて……レベルアップしてて……。

 そういえば、レベル上がっただろうか?

 気になりステータスを念じる。



『名前  フクロウ lv. 3 37/57 (64.91%)

職業  ?????

 HP  182/198 MP  89/89

STR 13 DEX 14

INT 10 LUK 8 』


 あ……結構EXP得ている。 まだ確証はないけど、戦闘なしでも意外といけるかもしれない


……


 瞼が重い……。

 ちょっと休もう、僕は、パンツと下着だけ着てから、使ったホットタオルをしまおうとした。

 すると、ホットタオルは、殆どの熱を放出したようで、外気に影響され冷えきっていた。

 そういえば、汚れた肌着は、洗ってくれたりするのだろうか?銅貨すうまいで済むならお願いしたいものだが……。

 そんなことを考えつつ、欠伸をしながら、それなりにふかふかしているベッドの中に潜った。

 見慣れない場所での、寝泊まり、どちらかというとインドア派で家で寝るのが好きだったのだが

 今は、ちょっと寂しい、ワクワクしているけど、感傷的にもなっている気がする。

 前世で、一人で旅行に行ったことは殆どないのだが、旅行先で外泊するってこんな感覚なんだろうか?


……


……


 

 それから、ちょっと不思議な夢を見たような気がする。


 睡眠から起きるのは、夕食の配達&ホットタオルの回収に来た宿屋の従業員のノック音だった。



軽い手直しと少ししか執筆できなかった・w;

明日は次の話出来るよう頑張ります。


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