気付いた心
女の子が手招きした部屋に入るとそこには大きな窓があった。女の子はその横に立ち「覗いてみて。」私がその窓を覗くとそこには泣いてる私がいた。向こうの声が聞こえてきた。「みんな嫌い!大嫌い!私がいなくなっても誰もなんとも思わないよ。消えたい!消えていなくなりたい!」泣きながら私はそう叫んでいた。そうだ…私はあの世界から消えてしまいたかったんだ。誰もいない所に行きたくて…「わかった?あなたが望んだんだよ。こうなることを。」しばらく私はそこに立ちすくんでしまった。女の子は窓を見ながらクスクス笑っている。「なにがおかしいの?。」「あなたがいなくなった後が写ってるから。」私はまた窓のとこに行き窓を覗いた。そこにはお父さんお母さんが必死に私を探す姿が写っていた。お母さんはいっぱい目に涙をためていた。なんで…なんで私なんか…しばらく呆然とその場面を眺めてると。急に画面が変わり友達が写った友達も泣きながらいろんなとこに電話をかけてるようだった。気付いてなかった、みんな私を愛してくれてた。それなのに…私は自分勝手に消えたいなんて…「帰して…、家に帰りたい…」私は泣きながら女の子に言った。すると女の子は私の手を握り、「ほんとの心で言えたね?気付いて欲しかった、一人じゃないって、ずっと愛されてたって、だから消えたいなんて言わないで。あなたは一人じゃない。こんなに心配してくれる人がいるんだよ。」私は泣きながら女の子の手をずっと握ってた。「目を閉じて、きっと帰れるから。」「待って!あなたは誰?あの人って誰かだけ教えてよ。」「ずっとそばにいたんだよ。私もあの人も…」そう女の子が言った後眩しい光が私を包んだ。




