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映画 アニメ劇場版 ネタバレあり

はい、ネタバレあり編でーす。


批判っぽく書いちゃってるけど、俺がこの作品で涙をこぼしたのも事実です。


俺なんかが言っていいのか? と思いつつ本音を言いたかったので書いちゃいました。

はい、ネタバレ全開しまーす。


 知ってるかもしれないけど一応キャラ紹介しておくね。その方がこれからの話がしやすそう。


エミリア 銀髪、紫紺の瞳を持つハーフエルフという種族の美少女。氷を操る魔法が変える

パック 普段は形を持たない精霊。エミリアの前では猫のような姿で現れる 


 あと結論から言うと、たぶん父と子の関係を描こうとしたんだろうなっていう感想を持ったよ。周囲の目を気にせず娘を守ろうとする父親と守られるながら成長していく娘の話。パックが父でエミリアが娘ね。

 

あらすじ

  

 何者かにエミリアを守護するように命じられた精霊パック。その命令には干渉しすぎず、放置しすぎずという距離感を保つことが条件付けされている。なお、パックへの命令は手紙と思われる羊皮紙みたいなものに書かれた文字がスクリーンに映写されてそれをパックの声が読み上げているという表現だったよ。


 使命の提示されているということは何らかの組織にいて、組織にいるということは自由が制限されているっていうことでもあり、仲間やライバル、上司部下、立場は違えど他者と接しながら生きているってことよね。

 

 パックは見た目や言動はどうあれ組織人。

 

 エミリアの方も詳しく書いておくね。

 

 雪深い森の奥の小屋で一人暮らしをしている。雪山にところどころ放置されている氷漬けにされ雪像のようになってしまった人々を磨いたり、水晶みたいな鉱物を採掘して、それを山の麓の村に持ち込んで日用品と物々交換しながら暮らしている。そして、その村では、かつて世界中を破壊した魔女と容姿が似ていることから畏れられ忌み嫌われている。


 エミリアは自分を罰する罪人。

 

 冷たい世界の中で、二人で力強く生きていく、みたいな感じで終わる。


 ちょっと、興味深かった設定。


1,ならず者がエミリアに言うセリフ「戦争で負けたお前ら亜人に人権なんてねーんだよ」


2,エミリアが磨いていた雪像は、どうやらエミリアが無自覚に持っていた力の暴走らしいってこと。で、本人も自分がやってしまったのかどうかがはっきりわからない。


 なるほど、ファンタジックな設定だけど戦争孤児とかその孤児が強烈な武器を持っちゃってるって話か・・・・・・っていう視点で観ると見所が増える気がするね。気が付いたらポケットのなかに核ミサイルのボタンが入って思わずポチッとなしちゃったかもしんない・・・・・・なんてなったら・・・・・・


 震えるっ!


 あ、ちなみに、震えるっって、これ、リゼロのあくの強いキャラの決めセリフらしくって、冒頭の映画マナーの説明で使われたよ。


んじゃ、三幕構成ね。


設定

 パックが命令を受けたこととエミリアの暮らしぶりとの描写

 

葛藤

 敵の襲来 

 1,エルフ族みたいな亜人を捕まえて変態金持ちに売るならず者達

 2,パックの知り合いの精霊(炎を吹き出す馬みたいな見た目をしている)


解決

 敵の撃退と二人の決意


 まあ、エミリアとパックの協力で撃退するんだけど、馬みたいな精霊はパックの属する組織の上の方の命令でやってきたっぽい。「エミリアは世界を滅ぼす力を持っているから力を発揮する前に殺せ!」的な感じ。あ、ちなみに映画では組織とかっていう表現ではなく、ファンタジックな用語で言ってたと思う。


 ちなみに、結局、誰がなんのために命じたかは明らかにされなかったよ。あと、パックはその命令を破って積極的にエミリアと関わることを決意する。エミリアも雪深い山の中での暮らしを止めてもっと人と関わっていこうと決意する、というような終わりかた。


 まさに、円環構造二人前一丁あがりっ!

 

最後にモヤモヤポイント 


 本編の主要キャラが実質二人しか出ない。そのため、制作陣おすすめキャラクターの紹介作品だなと思ったよ。どうやら今回の作品は原作者が書き下ろしたっぽいし。


 そこで、俺の推測なんだけど、既に人気キャラとして、アニメ市場で不動の人気を誇るサブヒロインのラムではなく、本来のヒロインであるエミリアの魅力をお客さんに伝えたいっていう意図があったのかなって。


 あと、明かされない謎を感じたよ。そこはこれから明かされていくんだろうね。ただ、そこが明かされないから一つの完成作品として観るとモヤモヤすると思う。


 パック視点で語られるんだけどさ。パックがエミリアをのは最初は謎の存在からの命令で、見守ると言うより監視しろってことで始まるのね。ただ、最初の命令で監視とかそう言う用語が使われていないし、その命令した存在がどれほどすごいのかわからないから、パックが自分の意志でエミリアを守るっていう決意がどれほど重いのか感じ取りにくい。


 あと、エミリアがいい子すぎる。持っていたとして、危険な力を使うというイメージがわかない。恐らくだけど氷漬けから解放されるってさ、生まれ変わるってことのメタファーでしょ? それで赤ちゃんのように純粋無垢で優しいのはいいんだけど、逆に聖人過ぎて身近に感じられなかった。


 まあ、もちろん、俺はこんなレベルで小説書けないけどさ。だって、実際俺この映画に泣かされてるしね。


だから逆におしいっ! て激しく思う。あと、もちろん思春期だったらがっつりエミリアにはまってたよ。だって、最後の方のエミリアの笑顔。


 ギュッとしたいし! されたいし!


はい、おじさんが変態おじさんになる前に終わりにしとこ。


んじゃ、またね。

結論


エミリアたんは正義。


ここまで読んでくれてありがとうございます。


自分で小説を書いてなかったらここまで考えなかったと思います。


世間のエンタメ作品を楽しみづらくなってきちゃったな、と思いつつもこうして深く考えることもまた楽しいです。


次は何を書くか考え中なのですが、経済的な理由で娯楽はしばらく控えるので次の掲載まで時間がかかるかもしれません。


では、また。

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