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ワンダーエッグプライオリティ ネタバレあり もしもACCAが主人公だったら・・・っていう体でだらだらしゃべってみる

はい、それじゃ喋っていくよん。んでね、タイトルではアカのことをアルファベットで書いたけど本編ではアカとカタカナ表記するね。


俺、キーボードの操作が苦手で英字変換すんのよくわかんなくて時間かかっちゃうからっていうシンプルな理由。


まあ、ワンエグ観た人はアカのことをわかってるから気にしないと思うんだけど、タイトルでカタカナでアカって書くと、ほら……なんだか、いろいろあるじゃない?


ってことでここでアカっていうのはワンエグの登場人物のアカのことね。あと、共有しておきたいことの説明が長くなっちゃった。読むのメンドイかもしれないけど付き合ってくれると嬉しいな。


はい、それじゃレッツらゴーれっす。


んじゃ、まず共有しておきたい前提知識の俺なりの解釈を書いておくね。詳しい人はわかってるんだろうけど俺がここで使う言葉の俺の解釈を書いておいたほうが伝わりやすいかなって。


[無意識と集合的無意識]

はい、1900年代初頭に活躍したスイスの精神科の医者ユングが提唱した概念。

心なのか脳なのか腸なのかわかんないけどその人が意識できない領域でその人に影響を与えるもの。


ちなみに最近は腸は第二の脳とか言われ始めてるらしいよ。まあ、腹の虫がおさまらないとか腹を使った慣用句とかあるし体感として腹には腹の思考があるみたいなイメージが昔からあったのかもね。


さらに無意識にはその人が生まれてから得た個人的な体験により作られた部分と生まれつきまるで遺伝のように先祖から子孫へ伝えられていく人類共通の無意識があると考えらえれている。これを集合的無意識と呼ばれている。


まあ、情報ソースはユング。根拠は彼が診察していくうえで患者が寝ているときに見る夢の内容を詳しく聞くという手法を使っていたらしいんだけどその中で患者同士が知り合いでもないのに共通の夢を見ていたり、その人の経歴から考えると知っているはずがないものが夢に現れたりしていたと。


それでユング的には


「こんだけ見知らぬ者同士が共通の夢を見たり、しらないはずのものが夢に出てくるってことは…… こりゃあ、あるな。人類に普遍的に共有される無意識ってのがあるに違げえねぇな! 面白くなってきやがったぜ!」


ってことらしい。


で、俺は思ったわけ。


「これを科学と言ってもよろしいのかしら?」


で、ちょっと調べたらユングって日本じゃ人気らしいんだけど世界の学会では、「ユング? プークスクス。あの曼荼羅大好き翁のことね?」


って空気があるらしいんだよね。


[ここから先、鬼滅の刃、インセプション、パプリカという映画のネタバレに触れます。いやな方はネタバレ終わりってところまで飛ばすかブラウザバックしてね]
















他人と夢を共有して共有した相手と影響を与え合うっていう映画は俺が知ってるだけでも「インセプション」とか「パプリカ」っていう評価の高いものがあるよ。


あと、映画版「鬼滅の刃 無限列車編」もそうだよね。


パプリカは観てないけど名作っていう評価はネットでよく目にするしインセプションはいまいち他人と夢を共有する技術にピンとこないんだけど物語とか製作者が伝えようとしているメッセージは好き。むしろ鬼滅の刃みたいに、人に夢を見させられる能力を持つ鬼とされたほうがすんなり頭に入ってきたよ。












[はい、映画のネタバレ終わり]


ということで集合的無意識は結局厳密な科学としてんお定義はクリアできていないみたい。なのでワンエグの設定も、そういうもの、として受け入れることにしたんだ。


[記憶の仕組み]


これは最近の科学で明らかになりつつあることらしいんだけど俺はきちんと理解できてないかもだから話半分に聞いてね。


実験で誰かに何かを思い出してもらうと脳の中にあるいくつかの神経細胞が反応して熱を発するらしいんだけど同じ記憶には同じ神経細胞の組み合わせって決まってるらしいんだよね。俺はピアノとかで複数の鍵盤を同時に押すと鳴る和音っていうのかな? そんなイメージを持ったらなんとなくわかった気になれたんだけど。


で、マウスの実験で行われたらしいんだけど、外部からその神経細胞に電気信号を与えることでその記憶を思い出させることができるらしいんだ。ピンと来ないと思うからその実験について簡単に書いておくね


それぞれ行き止まりの部分が東西南北にあたるような十字型のトンネルを用意して常に東の果てに餌があるようにする。

ネズミをそのトンネルに入れて餌をゲットしたときに反応した神経細胞を調べる

そのネズミをまたトンネルに入れてその神経細胞に電気信号を送る

ネズミは迷うことなく餌を捕りにいける


ネズミなんて臭いで餌を簡単に探せるんじゃねえの? って思ってたんだけど十字型の交差点で迷って全部の方角に行くような消去法で発見したりとかして俺が思っている以上に迷うらしいんだよね。それを迷わず交差点で東に向かうようになる確立を大きくあげられるらしい。


と、まあ、こんな知識を前提にアカが主人公だったとしたら……って考えてみたよ・


[アカが主人公だったらワンエグとはどんな物語]

過去の自分の行いが原因で大切な人を殺されたり、自殺させられたりした男が過去の行いを受け止め、過去から解放され現在に帰ってくる物語


フリルを作ってしまったとことが過ちと考える

フリルを消そうとする

手段を考える

少女たちを利用する

裏アカにそのことをアイに暴露される← 今ここ

特別編に続く


で、おそらくアイがフリルと戦ってピンチに陥るも仲間たちが再結集して協力して倒す。



アカはフリルが悪いと決めつけていたけど妻と娘を死に追いやるほどフリルを追い詰めた遠因は自分がフリルに興味を失ったからなのか、あるいはフリルを作るとき、わからない部分を組み込んだ自分が悪いのか葛藤を始める。


って予想してみた。


ちなみに裏アカはアカが始めることになる葛藤を先に終えていたんだろうなと思うよ。


[ワンエグの舞台は?]

夢の中の夢。


彼女たちがエッグを購入する時点で夢が始まっている。エッグの世界に行くための滑り台に仕掛けがあってそこでまず眠らされる。そこからリアルな世界でリアルな肉体を持つアカたちがリアルに少女たちを別の場所に運び装置を付けてモニタリングしているって感じたよ。


アイたちがエッグに使ったはずの金はリアルに抜けばいいんだろうし、夢の中での傷がリアルの体に及ぼす影響っていうのは現実にあるらしいよ。エッグの世界で目と心臓だけはやられたらリアルに死ぬっていうのはちょっとよくわからないけど、心臓をやられて夢の中で自分が死んだという意識は肉体の活動も止めちゃうのかな。あと、目をやられたら目を覚ますことができなくなる、とかかなぁ。


じゃあ、そんな世界で石像になってしまった少女たちを人に戻す意味とは?


大切な人が自殺したことで無意識の領域にまで深く傷を負い、自覚できない理由に精神を支配されている状態の人々が、自分の力で無意識の傷を意識できるところまで持っていくことで精神の自由を勝ち取るという意味があると思ったよ。


そして、物語の最後にアカ自身もそれができて、自分のためではなくみんなのためにフリルの暴走を止める、なんてことになったら、これアカも主人公だったんだなって思ったよ。


[アカは脚本を書いている野島伸司のことなんじゃね? 説]


これは俺の想像でしかないんだけどさ、脚本の野島伸司Accaの分身のような気がするんだよね。


自分の作り出したものが社会に自分の想定外を超えた影響を与えるものになってしまって自分が作ったもので自分にはコントロールできないものが、大規模にたくさんの人を楽しませもするがたくさんの人を不幸にもしていく、ということを体験してきたんだろうなと思うとアカと重なるんだよね。


とくに野島伸司は衝撃的な設定で不幸な人物を登場させる脚本を書くことが多いみたいだし。


まあ、人間だれしも大なり小なり世の中に影響を与えたい、爪痕や名前を残したいぜ、とか承認欲求とかに踊らされてしまうことがあるとは思うし、あとからそのことに気が付いて過去をなかったことにしたいと思うこともよくあるだろうし。


俺はなぁ。

小説書くときに読者を楽しませるために意図して登場人物を不幸な目にあわせたりできなくって俺の考えた感情を揺さぶられる場面を書きたいっていう欲求に負けがちだし。それだと楽しんでもらえないから書く意味なんてなさそうだし。


みたいな段階から先に進めないから割り切ってエンタメとして人の不幸を描いたりできるのは欲しい技術なんだけどね。ホラーもの書いてても自分がビビッて書けなくなっちゃうし。


はい、愚痴ってごめんなさい。


ただ、こういう野島伸司みたいな覚悟を持たないと多くの人に楽しんでもらえる物語は書けないということ知ったというか感じたことを次の作品に生かしたいね。


それじゃ覚悟の準備をしなくちゃなんでこの辺で。


んじゃ、またね。


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