漫画 極東事変 一巻 ネタバレなし
今回はちょっとネガティブな感想があります。
この作品をお好きな方はごめんなさい。
どんなお話かというと、キャラデザの方向性が、俺とは考え方が違うというお話でして、むしろ俺の頭が固いんだなぁ、という反省を踏まえて書きました。
漫画 極東事変 一巻 大上明久利 作 KADOKAWA発行 二〇一九年十月一五日発行 税別七〇〇円
七〇〇円かぁ~、・・・・・・
ごめんね、結論から言うと、あくまでも俺の感覚の感想なんだけど、ちょっとお高い感じだったかな。なんか、俺的には、あれ? これ、俺の好きな奴なんだけど、なんかおいしく頂けないなぁ、なんでだろ? 年齢で感受性が落ちてるっていうのは大前提なんだけど・・・・・・あ、わかった!
戦後直後の焼け野原の東京が部隊で、兵隊たちが出てくるんだけど、米兵でも髪の色なんかが黒くベタ塗りされてると「あ、この人は日本人なのね」と早とちりしちゃって、話を追えなくなったり、その逆で、白髪か金髪かわからないんだけど髪が何も塗られていないから「あ、この人は米兵なのね」と思ったら日本兵だったりして、もう、おじさん「訳が分からないよ」(キュウベエ風)って感じでした。
あと、主人公たちの敵役も元日本軍人なんだけど長髪でさ。俺の感性が古いんだけど「日本の軍人? ならば長髪はなくてよ、ひろみ」(お蝶婦人風)て思っちゃったんだよね。あと、上官役の米国女性軍人も長髪でさ「女性だから長髪はわかる。だけど、軍人なら髪をまとめたりするんじゃないかなぁ」って思っちゃたの。
まあ、「俺のこの作品に対する期待の仕方が間違ってたのね」と思って納得はしてるし、内容は、「これ、絶対、俺の好きな奴じゃん」と思ってるから、おしいなぁって。
で、今はみんなに読んでもらうために気持ちを言葉にしたんだけどね。読んでるときは、「あれぇ、おっかししぃぞぉ~。なんで、俺、ハマれないんだろう?」みたいにハテナマークをを頭に浮かべながら読んでたんだ。
こうして、言葉にするとモヤモヤの原因がわかるから、この作品の楽しみ方がわかってきた気になってきたよ。
ちなみに、こんな感想をもった俺がこれを買うときに参考にしたものを書いていくよ。
帯にかかれていたキャッチコピー
銃漫画の超新星!!
最凶の衛生兵(上官殺し)×米国の猟犬
終戦直後の東京に轟く七三一部隊。対するはGHQの極秘部隊!ブチ撒け薬莢百万発!!!
線画の暴力的魅力!新人作家が描く緻密にして匂い立つ銃器,車,バラックの数々!!!!!
一九四五年九月、東京は未だ戦場だった!
あらすじ
焼け野原と化した東京でGHQはある極秘作戦を行っていた。七三一部隊が作った、不死身の生体兵器《変異体》(ヴァリアント)の殲滅である。少女兵士・砕花は元衛生兵・近衛官九郎を相棒に、自身の生存権をかけた同胞殺しの任に就く。戦後ゼロ年、戦闘活劇!!新鋭・大上明久利の堂々デビュー作。
で、俺はこれを読んで、勝手にゴールデンカムイや密の島、幽霊塔なんていう漫画を連想して、「あ、これ、面白そう」って思って、七百円はちょっと俺の稼ぎじゃきついなぁ、とか思いつつ買ったのでした。
じゃあ、今日はここまで。
まったね~。
読んでくださりありがとうございます。
今回は、ウケるものと現実感があるものを両立させるのは難しいんだなと感じました。
あと、俺は独りよがりの現実感を気にしちゃって、ウケるって方向に振り切れないところがあるから、そこを自分で制御できるようになりたいな、なんて思いました。
次回はネタバレ全開で内容に踏み込んで、自分の作品づくりにどう活かすか考えていきたいと思います。
では、また。