映画 ジュマンジ ネクストレベル ネタバレあり
はい、早速ネタバレありで一文でまとめてみる
自分のことしか考えられなくなってしまった者たちは他者の気持ちを想像することで救われるという物語
あと、先に映画の評論をしている女性の若手動画投稿者がこの映画に対してほめているところが多かったのだけど微妙なところもあるとしていたのでその微妙なところこについて、俺の感想を言ってみます。
あくまでもそこに対する俺の感想であって反論ではないよ。
1,この動画投稿者は前作がめっちゃ好きらしく、それと比較してしまって新鮮味がなかったっていうところなんだけど、俺、ジュマンジは1995年版と今作しか見てないから俺が新鮮に感じすぎてしまったんだろうなと思いました。
2,ゲームの世界に入ってしまった老人二人が現状の理解だできずに、他の登場人物から何度も同じ説明うけていたところが滑っていたし、しつこかった、っていう感想を言ってたのね。
それにたいして俺はそこは逆にリアルというか社会にでて老人たちとも接することがあるなかで、っていうかリアルに自分の親もそうなんだけど、思いこみが激しくて説明を聞いても理解できないというか理解する気がないように見える、ところが逆にリアルな老人とのコミニュケーションあるあるで、そのしつこさに苦笑いした。
「そうそう、老人とのコミニュケーションってこうだよな。むしろ主人公たち嫌々ながらもちゃんと相手していていい子たちなんだな」って思った。おそらく家族連れを客層としているだろうから子供をつれてきた親世代、おじいちゃんおばあちゃん世代には切なく響いて泣き笑いを誘うんじゃないかなって思ったよ。
あと、昔コメディアンの志村けんが老婆に扮して、都合が悪くなると、耳が遠いふりして「あんだってっぇ!」って言って周囲を煙に巻くっていうギャグがあったんだけど、現代ではそれは笑えないんだろうな、なんて事も思った。
現在の俺がそのギャグ見たらイラつくような気がするしね。まあ、余裕がない人が増えてるんだろうなって気がする。俺もそうだけど。
まあ、リアルで老人と接することがない世代はイラつくってことはわかるし、俺もリアルで老人と話すときは正直イラついている。映画を見て、ちょっと気をつけなきゃなぁとは思ったんだけどね。まあ、そう簡単に変われないよね。
それじゃいつもの円環構成
最初
主人公はガールフレンドがSNSアプリに投稿した画像を見ている
最後
レストランで四人で食事をしている
オチとしてそのレストランの窓の外をジュマンジ世界の動物がそのレストランの外側を駆けていく。
設定
帰省を機に集まろうという4人の大学生
↓
だが、主人公はかつてのゲーム世界に単身入り込んでしまう。
↓
それに気が付いた仲間も救出に向かうがたまたま居合わせた老人二人もゲーム世界に入ってしまう
↓
葛藤、対決
ゲームのルールにのっとり協力してクリアを目指す。そのなかで、違うからだを手に入れた者たちの対する感想や、冒険を通してそれぞれの本音が露わになってくる。
↓
決着・解決
ゲームをクリアして語り合う主人公とガールフレンド。
進学を機に人気者となりSNSに楽しげな画像をあげるガールフレンドに対して、ふさわしいか自信を喪失して自信を取り戻すために再びゲームの世界に飛び込んだという主人公。それに対して本音で返すガールフレンド
平行して自分の気持ちに素直になったおじいちゃんとその知り合いの会話
まあ、こんな感じかな。
結論
笑える雰囲気の中で、他人が思う自分と本当の自分とのズレや、思い通りに動かなかったり、気に入らない容姿であったりする自分の身体への想いとのつきあい方のヒントを提示してくれる映画
まあ、映画みたいにそう簡単にはいかないよねぇー、っていう想いはちょっとわくかも知れないけど俺は制作陣に好感を持ったよ。もちろんビジネスだろうけど、自己満足を見せつけられるような映画ではなかったよ。
では、また。
読んでくれてありがとうございます。
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俺が潔癖症に悩んでいた頃に思っていたことなどを書いています。
「とある潔癖症の心の中(罪悪感など) 思春期男子向け」
では、また。