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101回 ネタバレあり 映画「首」・映画鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎の二本

この文章は鑑賞した映画の感想というよりは底辺素人作家おじさんの俺が映画の中から小説執筆に参考になりそうなところを1000文字程度で簡単にまとめた備忘録です。


今回は「読者に伝えたいことを如何にして作品に埋め込むか」についてタイトルにあげた二本が似ていた気がしたのでまとめて考えていきます


はい、それじゃ堅苦しいのはここまでにして気楽にいくよん。

俺がこの二本の映画から感じた制作者に伝えたいことはこの二つかなって。


「大義を疑って自分で考えろ」

「心と身体は影響しあっていることを自覚しろ」


で、大義に対して「首」は大義に振り回されていたり、逆に都合のいいように使い分けている奴等を嗤っちまえよって、そして「ゲゲゲ」の方は他人に押し付けられた大義ではなく自分にとっての大義との出会いを待てって言ってる感じがした。


あとね、「心と肉体」の方なんだけどさ。二本とも登場人物が疲れている人間に対して言うのが風呂に入れっていうんだよね。


まあ首の方は登場人物にとって影響度が高そうな言葉のやりとりのときには身体同士がふれあっていたり、ふれあっている人物たちとそれを少し離れたところで触れあわずに会話に参加している人物がいたりしてさ。


で、ゲゲゲの方もさ、風呂につかりながらとか食事をしながらとか身体会話をしていたりとさ。


小説で会話文だけを続けているよりも身体がどんな動きをしてるのか描写をするだけでも読み手の印象が変わるよね。


例えばさ。


「お願いです。勇者様のお力が必要なのです」


断れるわけがなかった。


だけと比べるとさ。


「お願いです。勇者様のお力が必要なのです」


彼女は私の腰にすがりながらそう言った。見下ろした先に彼女の潤む瞳。そして腰のした辺りに豊満な胸から伝わる温もりと予想以上に弾力のある感触。断れるわけがなかった。


という風にしたほうが、読んでる人もそりゃ断れないわなぁって思ってくれそうな気がするね・・・・・・ね? ね!


あと、二本ともヒットしてるけどさ。


何となく俺が感じただけのことなんだけど、ネットの普及で情報が溢れている時代だからこそどこかのだれかがいつの間にかつくって世間では当然とされている大義とか正義に常識に空気に嫌気が差している人が多いんじゃないかな。


そこへさ。


そんなものに振り回されることを一般的にはすごい有能で立派な人格者として語られることの多い歴史上

の人物が振り回されながらもそれを自覚できていないことを滑稽に描いたのが「首」。


当初は他人のお仕着せの大義に振り回され傷つき手段選ばず出世することでなんとか振り回されていた過去と折り合いをつけようとしていた人間が自らの大義を見いだしていく様を描いた「ゲゲゲ」。


何となく俺が感じただけのことなんだけど、ネットの普及で情報が溢れている時代だからこそどこかのだれかがいつの間にかつくって世間では当然とされている大義とか正義に常識に空気に嫌気が差している人が多くってそういう人たちの心に刺さってヒットしたのかな? なんて思ったよ。


それじゃ、今回はこの辺で。またね。


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