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小説 異世界誕生2006 ネタバレなし

今回の作品は、異世界物の小説を書こうと思いつつも納得できる設定が考えつかないところへ、異色の異世界ものであるということを何かで知ったので興味を持ちました。


今回、ネタバレはありません。

はじめに

 誠に勝手ながら敬称は略させていただきますね。敬称つけるとなんか逆に馴れ馴れしい感覚がしちゃって書いてて照れくさくなっちゃうので。


作品 

異世界誕生2006 作 伊藤ヒロ 絵 やすも 講談社 2019年8月発行 税抜き640円


あらすじ

文庫本裏表紙より抜粋

混沌を極めるネットの海に、愛が、罪が、想いが寄り集まって、“異世界”が産声を上げる。


ネタバレなし感想

 

 買うときは640円ちょっと高いなぁと思ったけど読んでみたら十分納得の価格だった。


 って、いきなりお金の話かーいっ!? って自分でもツッコンじゃったけど、俺のこの感想を読んで買おうかなって思った人の参考になればないいかなって思ってね。とりあえず、まずはみんなが気になるコスパの話しっすよ。


 んで、俺は一日で読んじゃった。ちょっと体調悪かったのもあって途中で寝ちゃったんだけどさ。目が覚めたときにそこまで読んでたページに指を挟んでた。


 マジで寝落ちするギリまで読んでたってことだね。こんなの久し振りなんで自分で驚いた。


 読みやすいし、時々目頭熱くなっちゃった。俺、いい年齢とししたおっさんなのに。あ、おっさんだからか、年齢とし取ると涙もろくなるって言うもんね。


 まあ、大切な人を想うってところから心が苦しくなってしまうことについて書かれていてさ。そこに共感して物語世界に入り込んでいったんだけど、そこは年齢関係なく共感できるところだろうね。あと、文章も率直でわかりやすいから、読書に慣れている子だったら小学校五年生位から楽しめるんじゃないかな。もちろん、俺はおっさんだったけど楽しんだよ。


 あ、参考までに書いておくけど、小学校五年っていう根拠は、あくまでも俺がそれくらいの年齢のころには楽しめた文章だったというだけで、決して子供向けって言ってるわけじゃないよ? 


 読めるのだったらそれくらいの若い感性の人にも読んでもらいたいなって想ってるだけなのね。悩んだときに自分の行動指針を考えるときの材料のひとつとして思い出す作品のひとつになるかも、ってくらいの良質なテーマを扱ってると想うんだ。


 ちなみに、小学校六年生の女の子が出てくるんだけど彼女の立場から物語が語られることも多いから年齢が近い子たちは共感しやすいような気がするよ。

 

 で、あと、文章は三人称だったんだけど立場が違う登場人物たちそれぞれに「そりゃ、そんなことがあったらこうなるわなぁ」みたいな、わかるわかる、って感じで、それぞれの登場人物を応援したくなっちゃった。


 結論

 読みやすいライトノベルの手法を使って、過ちを犯してしまったことで罪の意識から現実と向き合えずにいた人々が、それぞれの真実を選び取り立ち直っていく様子を描いた作品。

 

 俺が思春期に読んでたら無自覚に大きな影響を受けたかもしれない。まあ、今の俺はおっさんなので、この作品から受けた影響を自覚的に、自分が「やっべ、やっちまったぁ!」ってなにかやらかしちゃったときにこの作品を思い出して、現実と向き合う心構えをとりもどそっかなーって感じっす。


今日はここまで、じゃあ、またね。 

読んでくれてありがとうございます。

楽しんでいただけたり、何かのお役に立てたら嬉しいです。

次回の掲載もお待たせしてしまうと思いますので、申し訳ないのですが気長にお待ちくださいませ。


では、また。

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