終わりの始まり
麻雀が終わった。富豪は、用事があるのか、すぐに去り、ジャック 私 慶真が残った。やることも無いので、私達は帰ることになった。ちなみに、結果は…
ぼろ負けした。俺のもってた、10万円は麻雀によって1万5000円に変わったのだった。
「慶真さんは、麻雀上手いんですね。」私は慶真に向かってそういった。彼は12万円と無事増やすことが出来た。
結果だが、ジャックが0を切り終わった。本当にルールを知ってるくらいの力しかなかった。しかし、富豪はわけが分からないくらい強かった。私の持ち点のほとんどを彼に奪われたのである。
「大学でよく打ってるからね。あと、さんづけはなくていいよ。同期だしね。」
「了解。」
「慶真様。連絡先を教えて貰えますか?仕事内容をお伝えするためにも」ジャックは、言った。
「了解しました。貴方の敬語やめた方が気が楽なんだけど」
「執事ですから。」ジャックは、そう言って、慶真との連絡先を交換していた。
「俺はいいのか?」
「ええ。ラム様とつながっていますし、上海様は、そこで連絡をさせてもらいます。」
「え!?ラムってそっちの人間なのか。」
「ええ。彼はスカウトする仕事をしています。」
「さて、今夜はもう遅いです。お気をつけておかえりください。」
私達はジャックと離れて庭まででた。
「上海。lime教えてくれ。」
「了解。慶真の連絡先欲しかった。」
「迎えの車見つけたから、俺はここで。」私は言った。
「噂のラムか?了解。またな。」彼は手を振ったので、私の手を振った。
そして、ラムの車に乗る。
「おめでとう。勝ったんだろ?報酬は、半分こっう約束だ。忘れてないよな?」
「まけた。」
「嘘はつくなよ。じゃあなんでこんなに遅くなったんだよ。」
私はあった事を全て話した。
「ラムさんもこっちの人間なんですね。ジャックさんから聞きましたよ。」
「組織のやつじゃねーと。見ず知らずの奴に頼むかよ。そーゆうこった。」
「あんたの家どこら辺だ?おくるぞ。」
「ありがとうございます。1番近い駅の所までお願いします。」彼は車を走らせた。
「契約通り7500円よこせ。」彼は車を走らせながら言った。
「え?」
「契約は得たお金の半分だぜ?」
「そうですか。わかりました。」
「負けて7000でいいぜ。」
「そんなので、好感度上がると思いますか?」
「全く、それに、こっから先もっと美味しく金が貰えるからな。」
「もしかして、こっから先の報酬も折半ですか?」
「当たり前だ。でも、3割でいい。ガキから半分貰うのは気が引けるからな。」
「5も3も搾取してることには変わらないんですが。」
私はふと思う。これ駅の方向じゃないと。
「どこへ行くんですか?まさか早速ゲームですか?」
「まさか、お祝いさ。今回は俺がおごるぜ。」
「ありがとうございます。」
その後、俺達は沢山飲み食いをした。
「すごく遅くなったな。親はいいのか?」
「亡くなりました。」
「悪いな。変なこと聞いて。」
「いいんですよ。」
「よし、着いたぞ。ほいこれ。」
「彼は電話番号の書いた紙を渡してきた。」
「ありがとうございました。」私は車から降りて、家へかえる。
私の家はマンションで、狭いが一人暮らしするには快適だった。
50万はなくても1.5万円あれば全然美味しい。数ヶ月は持つな。
私は風呂に入り、すぐに寝た。疲れが凄かった。
週末というのはすぐに終わる。まあ、疲れでほとんど寝てただけなんだけど。
そして、私は学校に行くことにした。
1~4限は本当にだるいでも、私は今日目的をもって学校に来た。勝負は昼休み。さてとどうなるのか。
そして、昼休みになる。私は昼食のサンドウィッチを持って、漫画研究部の部室に着いた。ここは、もう部活をやっていないので使われていないはずの部屋である。しかし、ここで昼休みの間ギャンブルをしているのは生徒の間では有名な話だった。
今までの私はギャンブルなんてお金がないので出来なかったが今はできる。そうして、私は運命の部屋へ入った。
2章へ入りました!次回新キャラ登場です!