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正しいお金の使い方  作者: 上海・タングラム
第1章 始まりの夜編
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結果発表 そして…

「それでは、結果を発表致します。」従業員は言った。

緊張する。100%勝てる保証はないのだ。

「と、言いたいところですが、結果を公に好評してしまいますと、混乱が予想されますので、limeで、発表致します。勝者の方は、具体的な、場所を送信しますのでそこにて、賞金をお受け取りください。それでは、送信しますので、少々お待ちください。」

すぐに通知が来た。

恐る恐るメッセージをみる。

貴方は敗北しました。またの挑戦をお待ちしております。

とだけ書かれていた。終わった。

「勝てたと思ったんだけどなあ。そう私はつぶやいた。」ショックは大きいが仕方がない。そう思うことにした。いや、そう思いたかった。私はやはり、悔しかった。私はとぼとぼと歩いた。ホールをでて、ゆっくりと歩く。すると、

「お待ちください。」と声が聞こえた。結果発表をした従業員だった。

「なに?」私は聞いた。

「少々お話がありまして。ついてきてください。」

わたしは何も考えずに、歩いた。いつもの私ならなんで?とか、思うんだけど、50万円を失った、私は何も考えることが出来なかった。

「どうぞ。お入りください。」

私は入った。会議室のような感じだった。目の前には富豪と思われる人がいた。そして、99.99…を多く書いた男と、100を書いて相手を絶望に落とした男がいた。

「ジャック」富豪は言った。

「はい。」作業員ジャックは分厚い封筒を100を書いた、男に渡した。

「こちら賞金の100万円です。お受け取りください。」

「どうも。」

「100が最大だったんですか?」私は思わず声に出した。

「ええ。100を書いた方は彼しかいませんでしたよ。100!を書いた方はいましたが。」ジャックは言った。

「1つ質問よろしいでしょうか?なぜ貴方は100を書いたのですか?ほんらなら失格になるはずなのに。」

「絶望する顔を見たかった。それだけだ。あの表情は1万円の価値がある。」勝者はそう言った。

「つまらん。」富豪は言った。

「長居は危険ですので、おかえりください。タクシーでおくります。」ジャックは勝者に向かって言った。

2人は去った。

「君たちは面白い。」富豪はいった。緊張する。何を言われるのだろうか。

「名はなんという?」

「上海です」「慶真です」

「わしの手下にならんか?」

私は何を言っているのか分からなかった。

「なあに、手下という程ではないが、わしらがゲームを提案してアンタらがゲームに参加し儲けるその内の数割を、わしらが儲ける。こんだけのことじゃ。やってみる気はないか?」

「興味はあります。」私は言った。

「私も」慶真も言った。

「そろそろ、ジャックが帰って来る。詳しい契約内容は彼から聞いてくれ。」

ノックの音が聞こえる。

「入れ」

「失礼します。無事送りました。契約説明をしましょうか?」

「頼む。30分で済ましてくれ。その間にわしは風呂に入る。」そう言って去っていった。

ジャックは契約書を置いて「目を通してください」といった。

私はそれを読む。

要約すると、

彼らがゲームを私達に提案する。その時の利益、負けた時のリスクはちゃんと説明される

わたしがokを出したらゲームを行う。

勝った場合は、利益の8割が自分の元へ入る。

負けた場合は、最初の説明時のリスクを、負う。

賭ける額が1億を越えた時は要相談

こんな感じだった。

「紅茶です。良ければどうぞ。それと、こちら契約金ではありませんが、努力しょうということで10万円です。」私はそのお金をポッケにいれた。10万円が将来微々たる金となるのだろうか?

私は紅茶を飲む。そして迷わず契約書にサインした。

「お前、もうしたのか」

「迷うことなんてないだろ?」

「まあな。」

私は紅茶をゴクゴクと飲んだ。そして、思う。そっか、あれはゲームではなく、試験だったのか。だから80人しかいなかった。利益のためなら100人超えないといけないはずだ。もっとはやく気づくべきだったな。いや。結果オーライか。

その後、私は慶真とくだらない雑談を交わした。

そして、「契約はおわったかね?」

「ええ。無事に。」

「君たちの技量を試してみたい。麻雀のルールは分かるだろ?」

「上手くは無いかもしれませんが結構やりますよ。」慶真は言った。

「少しだけなら。」私は言った。

「ジャック。6人呼んでこい。上手いやつをな。」

「かしこまりま…」

「その必要はないだろ。」私は言った。自分でも、不思議だった。

「ここに4人いるじゃないか。技量を知りたいなら、実際に打った方が分かるんじゃないかい?」

「ばか!おまえ誰に向かって言ってる」慶真は言った。

「そうですよ。立場をわきまえてください。」ジャックも言う。

「あんた。やはり面白い。良いだろう。」富豪は言った。

「ジャック。あんたもやるじゃろ?」

「しかし、私はルールしか知りません。」

「かまわん。面白そうじゃないか」

「かしこまりました。」

「実践での技量を計りたいからな。お金の賭けてもらう。貰っただろ?」

「ああ。始めようか」


あのゲームは物凄く濃い10分だった。そして、ここから彼の運命は大きく変わる

そして麻雀対決が始まる。しかも富豪との対決。

第2章へ続く

1章が終了です、そのまま2章に入ります。


個人的に1番頑張って書いてる小説なので応援よろしくお願いします。

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