始まり
「ふぅー。」下校中私はため息を漏らす。憂鬱だ。なにが憂鬱とかそんなのじゃなくて、退屈ただただ退屈。高校生でもお金が欲しい。
「100万円かあ」友達から聞いた噂を思い出しそう呟く。彼らが言うには、豪邸で開かれるクイズに優勝すると100万円が貰えるという。ただし参加費は1万円そんなの無理に決まっているので諦めていた。
「Hello.Mr 上海」男の声が聞こえた。私は振り返り
「何?」と聞いた
「お金が欲しいだろ?100万円」
「なるほど、あなたは何をしてくれるの?」クイズのことだというのはすぐにわかった
「参加費を払う。あんたが負けても、あんたにゃ何にもない良い話だろ?」
「私が勝ったら?」
「半分やる」
「断…」
「いいのか?あんたは1万なんて金は借りれない。50万円損するなんて考えるな」
「わかった。本当に負けても何もないんだな?」
「もちろんさ。」彼はそう言って胸ポケットの中に紙を入れた
「そこに集合しろ。いいな?」
「OK」そう言って私は家の方へ向かった
これは時々更新していこうと思ってます。
上海が豪邸でクイズをする話は決まってるけどその先は1つしか決まってません