挨拶と、作戦
朝だ。
「ふぁぁ〜」
大きなあくびをして、少し上のベットの上を見てみると、
「うわぁ」
俺のパーティメンバーが、物凄い寝相で、横たわっていた。
「顔、洗ってくるか。」
俺は、部屋を出て洗面所に向かった。
顔を洗い、歯を磨き、下のフロアに降りた。とてもいい匂いだ。だが、
「おはよう、お兄さん朝ごはんまだだろ食べていかないかい?」
40代くらいだろうか、少し太めの
おばさ、、おねえさんが、朝の一言を言ってくれた。あぁ、この世界は本当に良いところだ。何せ俺の元いた世界には、朝の挨拶する人も、したい人もいなかったからな。
「おはようございます、でも朝ごはんは、遠慮しとくよ。」
「そうかい?今後もごひいきに!」
言葉一つ一つが心にしみるぜ。
俺は、ドアを開け外に出る。
思い切りのびをして気持ちの良い朝のスタートを切る。
「あ、ここにいた。起こしてくれてもよくない?」
「お、やっと起きたか、いやまぁ、流石にあの態勢で寝てるとは思わなくてな、多分起こせばお前は、思い切り叩いてくるだろうという、推測に賭けたんだか?」
俺は、フラグクラッシャーアピールしてみるが
「み、見たのねやっぱり、」
「あ、」
察した。 やはり運命というものは、変わらないらしい。
バチン! 痛っ
激しい痛みとともに視界が暗く、
なる手前で、なんとか態勢を立て直し、
立ち上がる。
「えっと、すいませんでした。」
「ゆる、、いえこれは貸しにしとく。」
一回ビンタされてそれでも許されず、まさか貸しを作って、おあいこってお前の寝相を見たらどれだけの対価を払わなければいけないんだ?そのうち、本当に殺されそうなんだが?
「分かった、それで勘弁してくれ。
そうだ、腹減っただろ?早く狩に出ようぜ、な?」
「そうね、それじゃ適当に、街のすぐ近くで、稼ぎましょうか。」