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異世界最弱賞受賞  作者: 朝霧理亜
7/8

金欠と、お互いの事情

宿-------

自己紹介などの後二人は、お互いの、情報交換の為、宿に来ていた。

「ふぅ、お前がお金持っててよかった。」

「ま、これでお金なくなったんだけどね。」

「何⁈、リア、お前もお金ないのか?」

「その通り、さっき倒したゴブリンから手に入れたお金だけよ。」

ヤッバ、二人とも一文無しとか、やば過ぎる。

ギュルルル、あぁ、腹減った死にそう。

「俺も、腹減ってるけど、お前も結構やばいんじゃないか?」

「そうね、そろそろ限界かもしれないわ。明日狩に出ない?」

「確か、モンスターを倒せばお金がもらえるんだったな。」

「えぇ、ちなみにロゼは、戦闘経験は、どのくらいなの?」

「これまでで、二回だな。」

「え?さっきのゴブリン戦で一回、あとは?」

「ゴロツキに出くわしちまって、煙幕使って逃げた。」

「ロゼって、まともに戦闘したことないのね、」

「恥ずかしながらな、そういうリアは、戦闘経験あるのか?」

さっきの魔法といい、この世界についても、分かってるし、だいぶ戦闘ならしてるっぽいな。

「私は、5回ね、」

「え?」

最近耳の調子が悪いのかな?

「だから、5回よ」

「お前って、もしかして異世界から来てるとかじゃないよな?」

「よく分かったわね、5日前に、自殺しようとしたら、知らない人に、止められて異世界に放り込まれたってわけ。」

「うーんと、そういうことは、最初に言っといてくれない?」

「あ、ごめん。」

「うんまぁ、いいけど、俺も同じ状況だ。」

「そういうことは、最初に言ってよね。」

「同じ状況なんだから。」

「「あははははははははは」」

「んーと、改めまして、お互い、災難でしたな。」

「そうね、とりあえず、寝ましょうか?」

「そだな。色々と疲れたわ、」

「「おやすみなさい。」」

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