良い人と、別れ
やはりどの世の中もお金が必要なのか。
「仕方ない、安全そうなところで夜を過ごすか。」
まさか、ここまで順調にいくとは、、、
「洞窟、発見してしまった。ここしかないよな。よし、」
覚悟を決め、洞窟の中に入って見ると、真っ暗で奥にただただ進むのみ。すると
「ん?奥に光が?」
さらに進むと、光が見えてきて、そこには、扉があり、中に入って見ると。
「すいません、お邪魔します。」
「いらっしゃい。ここにお客が来るのは、何年ぶりか。」
そこは、70代くらいのおじいさんがいて、ゲームでよくあるような剣や、盾、防具などが、置いてあった。
「あ、すいません、お金は、持ってないんですけど。」
「そうなのかい、ということは、宿がなくて、この洞窟に来たというわけかい?」
「そうです。すいませんお客さんじゃなくて。」
「君、若いけど歳は、いくつ?」
「13で、ただいま放浪中ですね。」
「13で、放浪中だって?随分と、早い歳から旅に出たね〜。」
「まぁ旅と言っちゃ旅ですね。」
「まぁいい、今日は、泊まって行きなさい。お金も、宿もないのだろう、こんな若い子を放って置くわけには、いかんのでな。」
「いいんですか?」
「あぁ、構わん。」
「ありがとうございます。」
こんなに優しい人もいるんだ。
俺は、感動をしながら、今日は、眠りについた。
-------------い
「ん?」
「若い子や、起きなさい。」
「あぁ、おじいさんおはようございます。」
「あぁ、おはよう。」
いつまでもここにいちゃ迷惑だよな。そろそろ行くか。
「あの、おじいさん、これから俺、また旅に出ます。ありがとうございます、泊めてもらって。あと一つ、お金は、どうやったら手に入りますか?」
「お金なら、モンスターを倒すくらいじゃな。それか、商売じゃな。」
「お金が手に入ったらまた来て武器買わせてもらいます。」
「あぁ、楽しみに待っておるわい。」
おじいさんに別れを告げ、洞窟を後にする。お金を手に入れるには、モンスターを倒す、のか、おつかいクエストみたいのあるかと思ったが、ないみたいだな。
それじゃ頑張りますか。