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ギルドとイベント

よろしくお願いします



翌朝、おれは早速アオイが営む鍛冶屋へと向かう。


「アカツキおはよう、早速だけど出来たよ!とんでもない槍が、私じゃ能力を見れなくてね。どんな奴か教えておくれよ。私自身もそいつのお陰でレベルがあがったしね。」


アオイが取り出したのは、白に輝く槍だ。

アオイから聞くと謎の鉱物は外は灰色だが、中は白だったらしく、持ち手も謎の鉱物の金属に出来るほど軽いらしい。


触り心地もよく、しっくりくる。早速鑑定してみよう。


「鑑定」


名前 貫通の(ブリューナク)

破壊耐性付与

この武器は破壊されにくい。

自己回復付与

この武器は破壊されると一定時間で元に戻る。

ステータス上昇付与

装備した者の全ステータスを少し上昇


固定スキル

貫通の槍

この槍は敵の防御力を無視して攻撃することが出来る。


……。普通に強っ。固定スキルがチートすぎる。


「で、で、どんな武器なんだい? 私のレベルを20も上げたんだからやばい武器だろう。」


どうやら鍛冶屋は武器を作ることでも経験値が手に入るらしい。


「えっと……。」


武器の性能をそのままいうのはまずいと思い、名前と固定スキルだけ伝えた。


「やばい武器だね。最高傑作だよ!」


「ありがとうな!」


「じゃあなんか、偶然とはいえ、救ってもらったしフレンドになろうよ。」


「そうだな。」


「じゃあまたな!」


「おう、またな。」


アオイとフレンド登録して、鍛冶屋をでる。


槍背中に出しやすいように装備して、村を探索する。


ゲーム開始から1週間と少しがたった今、村の石碑には既に100人を超える名前が刻まれている。

閉じ込められた人数は3万人なので、約0.3%が既に死んだとみられている。


人は凄いものでデスゲームに閉じ込められても1週間もすれば、騒ぎは収まり、攻略に勤しんでいる。


なにやら、ギルドなどがあるらしく、それぞれが互いに協力しながら戦っているらしい。


おれはそんなことはきにせず村を探索し、夜の草原へとくり出す。


そんな日々がゲーム開始日から一ヶ月になるまでつづいた。










ピロピロりん

ピロピロりん


俺の名はブルーだ。ギルド青の騎士団のリーダーをしている。

今日はクリア進捗状況の報告だ。何が発表されるのか分からないが見るに越したことは無い。


今来た運営からのメールをおれは早速開いて眺め驚愕する。


……なんじゃこれ。


運営より


約束通りゲームの進捗状況をお知らせします。


まずプレイヤーランキングから


1位レベル103 ??? 職業???

2位レベル59 ??? 職業???

3位レベル29 シンファ 剣士

4位レベル28 ブルー 聖騎士

5位レベル25 ランクルス 賢者


クリア進捗状況は未だに最初の村を突破出来ていない模様。


ギルドランキングは


1位アイアンブレッド リーダーシンファ

総合評価109570

人数35人

2位青の騎士団 リーダーブルー

総合評価103790

人数33人

3位雷桜(らいおう) リーダーランクルス

総合評価100980

人数37人


なお、ランキングの表示は当の本人の設定により変わるので名前が表示されない場合があります。


なお、一週間後にギルドイベントを行います。


魔物大量発生イベント

ドロップ率1.5倍

経験値2倍

イベント開始時間0:00

イベント終了時間23:59

1日限りとなっておりますので、よろしくお願いします。恩恵はギルドメンバーのみとなっていますのでよろしくお願いします。

さらに魔物ごとにポイントが決められており、ポイントが上位のギルドにはギルド恩恵がプレゼントされます。


攻略優先しているギルドリーダーであるシンファでもレベルが30にも行ってないのに、1位はレベル100越え。

2位に関してはレベル59……。信じられない。


見つけたらスカウトしないとな。そう、各ギルドのリーダーは思っていたのだが、早速アカツキは行動していた。


アカツキはアオイの鍛冶屋へと向かう。


「アオイはいるか?」


「いるよー、どうしたんだい? 急に。」


「ギルドメンバーになってくれないか?」


「あー、そんなことなら構わないよ! なんなら専属の鍛冶屋になってやってもいいんだから。」


「よし、早速だけどギルド招待したから来てくれ。」


「ギルド名は一騎当千か。まぁその名の通りだな。参加したよ。」


アオイはランキングのことを知っている。

もちろん1位が俺で、2位がアオイってことも。


「ありがとうじゃあ、早速メンバーあと一人欲しいな。どこかにいるといいけど。」


「じゃあ紹介しようか、女の子なんだけど、魔法使いでさ、リアルでの知り合いなんだよ。」


「そうなんだ! じゃあ紹介してくれよ!」


「ちょっとまってね呼んでみる。」





アオイはその知り合いの女の子と連絡が取れたらしくすぐ来るらしい。


「おじゃましまーす。アオイー、ギルドに入ってくれって言ってたけど私弱いよ?」


来たのは初期装備に身を包まれたthe魔法使いといった少女だった。


「弱くても強くなればいいのよ。ね、アカツキ。」


「そうだな。おれはアカツキだ。よろしくな。君が入るギルド一騎当千のリーダーをしている。」


「よろしくお願いしますね。アカツキさん、私はホウオウといいます。」


アカツキはホウオウとフレンド登録を交わし、ギルドへと新たなメンバーを迎えた。


具体的な活動についてはギルドイベント当日と2人に伝えて、前日の0:00に集まることを伝えて解散とした。


夜での戦闘は確実に死ぬとされているため、2人はなぜ夜に集まるのか検討もつかなかったが、リーダーの言うことに従うことにした。




そして、イベント当日


「じゃあ早速パーティを組もうか。」


パーティは最大6人、最低2人で組むことができ、経験値を全員に分けられる便利なシステムだ。

この場合レベルが低いホウオウにはあまり経験値が入らないが、レベルが5だったのですぐさま上がるだろう。


しかもドロップは3人に等倍になるので、3倍の効率になるのだ。


じゃあ張り切って外に向かうとしますか。


「じゃあ外に行こうか。」


「「え?」」


「え?」


アカツキは失念していた。夜での戦闘は一般的には死ぬ確率が高く、外に出る者なんて、アカツキしか居ないことを。


「夜での戦闘ってやばいって聞くんですけど。」


「あー、だからなのか、私としてもアカツキのこと気になってたから調べても昼には居ないらしいし、どこにいるのかと思ってたけど夜に戦闘してたのね。」


「まぁアオイの言う通りだな。ホウオウは知らないと思うけど少し見ててほしい。」


3人は草原に出かけ、2人は岩場に隠れ、アカツキは罠を作りに行く。


夜の草原を調べたところあのレジェンド ホーンは3時から7時に現れるようでまだ、3時間もよゆうがある。

だから、この時間を無駄にしないためにも張り切ってせねばならない。


おびき寄せるために、昼に買っておいた魔物をおびき寄せる匂い袋を落とし穴に入れておき、

周囲を罠まみれにして、ふたりが隠れている岩場へと向かう。




そして、1時間後


パーティメンバーであるホウオウのレベルが上がりました。

パーティメンバーであるホウオウのレベルが上がりました。

パーティメンバーであるホウオウのレベルが上がりました。

パーティメンバーであるホウオウのレベルが上がりました。

パーティメンバーであるアオイのレベルが上がりました。

先程からひっきりなしにログにレベルアップのお知らせがでている。


1度の罠だけで20体はかかっていたのだからとうぜんだが、


それを3時直前まで繰り返す。


アカツキのレベルは110になり、アオイはレベル86、ホウオウはレベル75になっていた。


ギルドポイントは100万を超えており、もう既に、大丈夫なラインまで来ているだろう。


「今日は帰るか。」


「「はい!」」


3人はホクホク顔で村へと戻り、それぞれ宿屋や、自宅を利用し、疲れを癒すため就寝した。





☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆





「右だ。」


「くっ、強いな。」


確かに村から離れたこの狩場の魔物は草原の魔物に比べて強い。だが、ギルドイベントの効率的にはこちらの方がいいのだ。

現在のポイントは朝からはじめて、8時間経過して30万


ブルー達も同じくらいだろう。

だが、私は負ける訳にはいかない。いち早くこの馬鹿げたゲームを攻略し、みんなを解放しなくてはならない。

そんな思いを胸にシンファはギルドメンバーとともに、20:00まで狩りをして、村へと戻った。




☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆

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