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森の中から村へGo

森の中から抜け出せないアレンとアイス、大変

  あの後、俺達は素早く身支度をして家を雷魔法でぶっ壊したのち出発をした訳なんだが。

  森の中で迷ってしまったみたいだ。

 

  ここで俺達が得た教訓は、ちゃんと森に入る前に地図を確認しよう!

  だ、うん、何も言うな、わかってる……森に入る前に地図を見ないなんて馬鹿か!?とか思ったでしょ?俺もそう思うよ…本当に……


 まあ、なんとかなるだろ!


 ーーーそして一時間後


「ここはどこだ?心なしかさっきより木の数が増えてきたような?なあ、アイスどう思う?」


  俺の前を飛んでいたアイスに喋りかけて見ると、こちらを振り向いて……


「え?うん~~?迷ったと思うよアレン」

 と返してきた

「やっぱりか…………。しかしどうしたものか、アイスどうすれば良いと思う?」


「アレンのスキルを使えばいいんじゃないかな)」

 あ、そうだった最初からスキル使えばよかった。

 少し抜けているところのあるアレンであった。

「ハァー」

 アイスにもため息をはかれた…………


 それでは早速、スキル鑑定かんていeXを発動!!

  効果を説明すると、自分以外の全てのステータスを見ることが可能である。また、植物や鉱石も解析が可能である。まあ、こんな感じである。

  ちなみに、自分にはまるでRPGでよくあるミニマップ見たいに見えている。よし、人の反応を探知、100~300人程度がいるな、おそらくは町?いや村だろう。

「よし!アイス、村に向かって出発するぞ!」


「お~」


 はい、村に到着。

 え?速いって、知らん文句は作者に行ってくれ。


 今、俺達は村の入口が見えるぐらいのところまで来ている。

 にしても、見た感じ人があまりいないな……。


 どうしたのだろうか?さっきスキルで感知した時は村の入口にも人がいたのに。


 もしや、エ○チなことをしているのでわ!?


「ブハァ!」


  痛い!アイスが体当たりして来やがった。


「アイス痛い!どうしたんだよ。」


「アレンが変なこと考えてるからだよ~」


 はい、すいません俺が間違ってました。

 良い子は俺見たいになっちゃいけないよ?


「で、アイスどうする、村に入るか?それとも、迂回していくか?」


「村に入る」


 よし、じゃ入るか。

 

  ちなみに、村に入るところに関所があったが、やはり人はいなかった。

  どうもおかしい。


「もう一度スキルを発動!」


 わざと大きな声を出しながら言ってみた。


「鑑定eXを、発、動!!」


 他の人から見たら完璧に痛い人である……


 ほら見ろアイスが名前の通りに冷たい目で俺のことを見ている。


 ヤバい!?


 アイスにそんな目をされると、見た目の愛くるしさもあって俺の新たな性癖の扉が開きそうだ!?


 じゃなくて、アイスにちゃんと理由を説明しなければ。


 ~~説得中~~


  ふぅー、なんとか説得成功!まさか説得に20分もかかるとは思わなかった。

 説得中何度か怪しげな目で見られたが。

 まあー、納得してもらえた。

 アイスの性別はちなみにメスである。すまん、関係なかったな。


 さて、さっきのスキルの結果だが少し厄介かもしれないことになった。何故なら、村の入口が見える場所から発動した時にはちゃんとあった赤色の村人のマーカーがマップに表示されずに、黒、つまり" 死 "を意味する色に変わっていたのだ…。いや、もしかしたらスキルの勘違いかもしれないし町の広場に向かった。


 俺は薄い期待を込めて、黒色のマーカーが沢山集まっているところに向かう。


 結果から言おう、やはり村人達は死んでいた。それも何故か全くの外傷が無い状態でだった……。これらから考えられることは、やはり魔法、または魔術か呪いの類いだと言うことであろう。さて、一体誰がやったのやら……?


 今のこの世界には、俺のような純粋な魔法士 (魔術士とも言う)はいないが (引きこもってたからただ単に会ったことが無いとも言う)、地球の魔力活性化により魔法を使えるようになった人はいる。

 それはもう大なり小なり区別を付けなければ子供だろうが魔法は使えるのが普通である。例えば火を付けるのだって魔法を使うし、日々の生活に必要不可欠な物である。

 その中でも、才能や魔力量が多かったりすると魔法学園に入学させられたりするらしい。すまん説明が下手で。

 全てなんとなく気になって調べたものだから正しいかは保証しない。


 一体誰が村人達を殺したのか?それはわからないから仕方ないあきらめよう、今の世界だと死なんて割と近いしい物である。


「ハァー、とりあえず土に埋めるか……」


 アイスも村の見回りを終えて戻って来たようである。


「アレン、アレン?大丈夫、悲しい顔してるよ」


 アイスが心配そうにアレンを見ている。


「アイスありがとう、すまないなもし助けられたなら助けたかったと思ってな、まあ、もうかなわないことだけどな……アイスどうしてだろうな、人はなんでいつもいつも同じ人を殺すんだろうな」


「アレンは悪くないよ!仕方ないよ、人は生きることに背一杯で、儚くて、脆くて、醜い存在なんだがら、でも同時に優しくて、愛をくれて、楽しい存在なんだよきっと!だってあの時のアレンが私を拾って育ててくれたみたいに)」


「そうだなアイス、人は醜いし脆い、でも自分以外の人や物を愛せる。お前を助けた時、俺は生きた殺戮人形に近かったからな心が冷めきっていたしな」


 あの時お前に出会えていなかったら俺はおそらく○○だったろう。


「ありがとうなアイス」


「アレン」

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