始まった。
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「またか…………、また俺は利用されたのか……。」
少年は静かに呟く。少年のまわりには魔獣との混戦によって死んだ兵士や、その兵士達を殺した魔獣の死体が横たわっている。
そして、その場所に不釣り合いな桜が立っていた。少年の固有魔法の桜魔法である。その力はあまりにも強大であり、最強であり、美しくもあった。
全体的に黒く、目元の下にだけ涙の模様が入ったマスクをした少年はその場所から密かに消えて行ったのだった。
この時の暦は魔戦歴855年1月1日の出来事だった
5年後
魔戦歴860年1月1日
少年は山奥にとじ込もってすんでいた。
「さてと、今日は何をするかな?昨日のうちにかりは行ったしな。うん、よしオリジナルの魔法でも編み出すか!!」
という訳で俺ことアレンは、家から程近い洞窟 (決して普通の人には近くない、というかめちゃくちゃ危険。アレンにとっては近くて安全な洞窟、主に人に会わないと言う観点で。)に向かって行くのだった。
「さて、洞窟についたな。しかし、毎回思うがこの洞窟長いだよ!主に縦にな、普通横だろうが!?なんで縦にのびてんだよ!!」
アレンは、一人洞窟の入口で文句を言っていたのだった。
おそらく、他の人から見たらただ叫んでるバカかアホにしか見えないであろう。かつてチェリーブロッサム・クワイエットと言う2つ名で恐れられていた少年は一体どこに行ってしまったのだろうか?
「よし!オリジナル魔法の実験だ!!まず、自身の魔力を手先から少しずつ出して行く。そして、その魔力を剣の形にしていく。よし、成功。次に、剣状の魔力を属性のあるものに進化させて行く。火→水→雷→土→風→光→闇→無→木のように順番に属性を纏わせて見たが全て成功。次に上位属性を試して見よう、炎→氷→雷光→光闇よし成功!!さて最後に俺しか持っていない属性、桜属性を纏わせる」
この時、桜属性の魔力を纏わせたアレンの魔力剣は鮮やかなピンク色に変わった。まるで、桜をの葉を思わせるような鮮やかなピンク色が。
「よし成功。じゃ、試しに洞窟の岩を切って見よう」
アレンが魔力剣(桜属性)を洞窟の岩にめがけて振り下ろすと、岩は歯切れのいい音と共にまるでプリンのように容易く切れ、地面に刃が触れてないにも関わらず、洞窟の床に1メートルもの切り口が生じた。
当の本人は、唖然としていた。
「………………あれ?、思ったよりもこう威力だったですけど!?いちよう、この洞窟の8割は伝説的な鉱物のオリハルコンだから、並大抵の攻撃では切れたりしないはずなんだけどな。しかも、1メートルもオリハルコン面?に切り口が生じるとかマジ危なくて他の場所だと使えないな。気を取り直してさて次の実験に行って見よう!!」
次の実験は、魔力を糸として出せるかの実験である。こう、クモに噛まれて手から糸を出せるようになった感じのあの人、スパ○ダーマン見たいに。
「それでは早速、魔力を糸状に出せるように集中、……集中、『チュッ?』……集中。『チュッチュ!!』……集『チュ!!』
…………うるせえ!なんださっきからチュ~チュ~!?」
そこには、でっかいネズミとゴブリンをたして割った感じのモンスター、鉱物ネズミがいた。可愛いらしい声とは裏腹に顔は、 超がつくほどキモいネズミだ。ちなみに体は綺麗な薄い緑色だ。俺は、その鉱物ネズミを視認した瞬間に問答無用で切りかかった。
「死ね~~~~~~~~~~~~!!!!『チュ~~~!!』」
鉱物ネズミは断末魔を上げて死んで行った。(逝った)
「さてと、鉱物ネズミのせいで魔糸の実験が出来なかったが、まあコツは掴んだしよしとしよう。今日はこの辺にして、家に帰るとするか」
俺は、鉱物ネズミその名前の通りに鉱物を食べて自分の栄養にするネズミである。ここまで言えばだいたいの人はわかったと思うが、このネズミは倒すと食べた鉱物と同じ鉱物の体になるのだ。で、現在俺はこの鉱物ネズミを引きずって家まで持って行くのだった。最後に一言、マジ、キモい、このネズミ!
俺は今、家の地下にある加工場にいる。
何をするのかと言うと、その名の通り魔物や鉱物などを加工するのである。加工場には、俺の作った剣や刀などの色々なアイテムがある。
あ、そうだな俺のステータスを紹介していなかったな。
本来なら、冒険者ギルドにある水晶 (アーファクトの模造品)を使わないとわからないのだが、まあ大丈夫だ。
何故かって?
自分で作っちゃった!てへぺろ~~♪冒険ギルドにばれたら大変かもしれないな。
え?ご託はいいから早くステータス見せろって?わかりました。
《アレン》
種族:人族 「はっきり言って怪しい」by 神
性別:男
職業:ボッチ 「可哀想に……」by 神
年齢:15歳 「若いのね♪」
レベル:??? 「ワシにもわからん」by 神
魔力:??? 「もう人なんて辞めたらどうじゃ?」by 神
攻撃力:我が一撃は時空間をも歪める
防御力:我が体は神をも寄せ付けない
俊敏力:我が速さは音速をも越える
魔法攻:星一個ぐらい余裕でしょ!
魔法防:星の終わりに巻き込まれてもぴんぴんしてます。
・スキル・
・世界の理を知るもの
・桜魔法
・全魔法属性の行使が可能
・身体強化
・星壊し (スターブレイク)
・普通ステータス状態
・幻視痛 (ファントムペイン)
・??? 現在使えません
・??? 現在使えません
・??? 現在使えません
称号
・チェリーブロッサムクワイエット
・引きこもり
・探求者
・世界を知るもの
・人間辞めたらどうじゃ?
・暗殺者
だ。ひどいもんだろ。
神様、絶対適当に適当につけただろ。
よし、そろそろ寝るとするか。