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経緯
非行に走る児童が年々上昇し、世界中で嘆かれる現代。
この国、日本でも上昇し続ける問題を時の内閣総理大臣が危惧していた頃、文部科学省のある大臣が提案した法案は世界のあらゆる国々に絶賛を浴びた。
それが三十年前に出来た法案『児童強制健全育成法』
この法案は児童にその時々に対し、適切な指導をし、必要ならばどんな手も厭わないという法案であった。
年を重ねるごとに形が変わっていった法は次第に生徒対教師の戦争となっていった。
午前中は通常通り勉学に励み、放課後となると戦いの火蓋が切られる。
彼の名は『川合 由伸』
一人の青年が自由のために戦い、学んでいく。