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小さな栄光  作者: ジュン
25/59

〜 リスペクト 〜


新しい出会いは


切れかけた糸を紡ぎだす



今は気付かずに



二年生になり、メンバーも落ち着き


本格的に新チームが始動する



リーダーシップのある新加入の

ガードをキャプテン、

ポイントガードに置き


オフザボール、カバーリング、

スペーシングを考え

僕がセカンドガード


期待していたものはスコアだった気も

するが、僕の激流に揉まれ続けた結果

角が取れ丸くなったメンタリティーでは

ゴールに向かうことは出来なかった



構想は固まり、

ユニフォームも一新する事に



僕のもらった背番号は



5だ




一年前には夢にも思わなかった



そんな待遇が僕を繋ぎ止める


拠り所だった




勉強は苦手だったがなんとか

進級した僕らは新入生を迎え入れる



経験者もいたがこれといって

パッとしない


それでも人数は大幅に増え

部活動らしくなった




でもドリブルひとつから教える日々


上級生、レギュラー組の練習すら

基礎練習に近い




僕は未だに中学バスケ以上のものを

手に入れることができていなかった





基礎練習などをするとき

僕はだいたい下級生の指導にあたる



シューティングをしている時だった


あまりにもひどいシュートフォームは

遠目からでも目立って見えた




僕の人生に影響を及ぼす

人間のひとり



そいつの名はシンジ


初心者だった




何度も何度も注意しても

シュートフォームは改善されない



これは強敵だなぁと思った



でもバスケットは大好きで

ジョーダンのシャツやバッシュを

嬉しそうに使っていた



そしてシンジは


努力の人だった




ぎこちなく、不細工であっても


日に日に成長していた



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