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過去も異世界も含めればこんな人たちがいた!……きっと  作者: 夕暮れの家


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「青春か……」

「あ〜つまらない大人になった」


 そして、つまらない学生時代だった。

 青春とは無縁の人生。

 青春はいつでもできるなんていう人がいるが、そうは思わない。

 青春は選ばれた人しかできないものだ。

 漫画を閉じ、いつもの愚痴を零す。

 しかし、今日は熱い物語を見たせいで落ち着かない。


「散歩でも行くか」


 久しぶりの散歩。

 最近は暑い日が続いていたが、夕方ならいくぶんかマシである。


 なんとなしに河原を歩いていると、40くらいのおじさんが柴犬の散歩をしていた。

 何ともない日常の風景。


 そのとき、突然、柴犬が走り出した。

 リードに引っ張られるおじさんは……。


 走り出した!


 愛犬と共に夕日を背に走るおじさんは、僕には十分青春をしているように見えて……。


「青春か……」


 今日の夕日はいつもより眩しかった。

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