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詩集 幸福シリーズ  作者: 仲仁へび
6/7

06 幸せな箱



 その箱は 幸せ

 とっても 幸せ

 まわりに箱がなくて独りぼっちの箱だけど

 すごく 幸せ


 だって 独りでいる事が

 その箱にとっての幸せだから


 箱は昔

 たくさんの箱に囲まれていた

 箱はかつて

 たくさんの箱から嫌がらせを受けていた


 ここで 他の箱なんてみないけれど

 ここでは 挨拶の一言すら聞こえないけど


 だから 今はとても幸せ


 誰の気配もしないし

 誰から嫌がらせをされないから


 箱はそれでも良い


 かつて薄かった箱の壁を

 分厚くしなくてもいい


 かつて開いていた箱のふたを

 もう力を込めて強く閉じなくてもいい



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