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【毎日更新】元魔王様の2度目の人生  作者: ゆーとちん
7章
51/1123

元魔王様とシキの従魔 5

評価やブックマーク等、して頂ければして頂ければして頂ければ〜!!!!!

 ライムを育てる為に一先ずジル達が訪れたのはギルドである。

暫くはゆっくりすると受付嬢のミラに話していたのだが、事情が変わったので仕方が無い。


 何故ギルドに来たのかと言うと、討伐系統の依頼書には魔物の生息域が書かれているからだ。

欲しいスキルを持つ魔物のいる場所を調べられるだけで無く、報酬まで手に入るので利用しない手は無い。


「どうだシキ?」


「うーん、めぼしい魔物はいないのです。」


 シキがそう言うので、隣りのB()()()()()()()()()()に移動する。

ライムに覚えさせたいスキルを持つ魔物の情報が書かれている依頼書を探しているのだ。


 知識の精霊であるシキは、この世界に存在する魔物の情報も記憶している。

なのでどの魔物がどんなスキルを持っているのかも分かるのである。


 そしてシキのお眼鏡に叶うスキル持ちの魔物が、ジルの受けられるDランクの依頼ボードにはいなかった。

その上のCランクも微妙だったので、今度はBランクを見ようとしているのだ。


「ジル様これなのです!コカトリスなのです!」


 シキが指差した依頼書に書かれていたのはコカトリスと言う魔物だ。

蛇の尾を持つ巨大な鶏の様な魔物である。


 この魔物はライムに最初に与えようとした石化のスキルを所持しているのだ。

スキル収納本で与えられなかったので、正規の方法で手に入れたい。


「場所はブロム山脈の奥地?聞いた事が無いな。」


 魔王時代も遠出する事は少なかったので、ジルは地理に疎い。

更に転生する間に世界にも変化があったので、ジルの持つ情報は古い可能性もある。


「魔の森の方角とは反対側にある山脈なのです。馬車だと数日掛かるので、それなりに遠いのです。」


 そう言ってシキが説明してくれる。

ジルが転生している間もこの世界で知識を蓄えていたので、様々な知らない情報を与えてくれる有り難い存在である。


「ふむ、ならばこれにするとしよう。」


 ライムに石化のスキルを覚えさせる為にコカトリスを狩る事に決めた。

しかしDランクのジルがBランクの依頼を受ける事は出来無い。


 受ける事が出来る依頼は、自分のランクよりも低い依頼だけだからだ。

なので二人はコカトリスの依頼をそのままにして、再びDランクの依頼ボードに戻る。


「えーっと、このオークの討伐依頼が一番近そうなのです。」


「分かった。」


 シキの言う通りにDランクの依頼ボードから依頼書を取る。

二人がしようとしているのは、コカトリスに一番近いDランクの依頼を受けて、ついでに狩ると言う何ともグレーな方法だった。


「ミラよ、この依頼を頼む。」


 受付に向かい、担当としていつも利用しているミラに依頼書を渡す。


「…ジルさん、全部聞こえていたんですけど?」


 ミラはそう言ってジト目を向けてくる。

依頼ボードは受付からも見える位置にあるので、ミラには全部聞こえていた。


「ん?何の事だ?」


「Bランクの依頼ボードの前にいましたよね?コカトリスとかブロム山脈とか言ってましたよね?」


 とぼけるジルを問い詰める様にミラが言う。


「ただ見ていただけだ。我ではBランクの依頼は受けられないだろう?」


 そう言ってオークの討伐依頼書を指差す。

持ってきているのは自分の現ランクと同じDランクの依頼なので当然受けられる。


「…この依頼書の場所、ブロム山脈に近そうですが?」


 それを狙って持ってきたので当たり前である。

さすがに危険なBランクの依頼場所からは少し離れているが、それでも場所はそれなりに近い。


「そうなのか?我はオークを討伐したい気分なだけだ。」


「…コカトリスも倒しにいくんですよね?」


 少し圧を感じるミラの問い掛け。

白状しろと言う言葉が込められていそうである。


「率先して倒すつもりは無いが、オーク討伐の最中に現れれば迎撃するだろうな。」


 依頼を受けていなければ討伐してはいけないと言う決まりは無い。

自分の命の危機となれば、逃げるか戦うかのどちらか選ぶ必要がある。


 そして相手が高ランクの魔物であっても、勝てる見込みがあるのならジルは戦う。

それに金にもなるし珍しいスキルも得られるとなれば、見逃すと言う選択肢を選ぶ事は無い。


「はぁ、普通であれば絶対に容認出来無い事なのですがジルさんですからね。何故急にコカトリスなのか分かりませんけど。」


 ミラはそう言って諦める様に溜め息を吐く。

これが普通のDランク冒険者であれば、死にに行くだけだから辞めろと全力で止めるところだ。


 それが無理ならばギルド員や高ランク冒険者を密かに付けて、ピンチの時に護衛をしてもらう形をとる。

しかし今回の相手はジルだ。

その高い戦闘能力や実績をミラは知っている。


 現段階でもギルドのトップクラスの冒険者達と戦闘能力だけならば大差無いと判断出来るので、コカトリスに遅れを取る事も無いと感じさせる。


「ちなみにコカトリスの買い取りは高いのか?」


「討伐する気満々じゃないですか!」


 その後ミラは注意や愚痴を言いつつもコカトリスの相場についてはしっかりと教えてくれた。

さすがは高ランクの魔物、買い取り額はそれなりに高かった。


 ライムに変化吸収をさせる為に丸々渡すつもりなので素材が余るか分からないが、余ったらギルドに持ってこようと思った。

閲覧ありがとうございました!

定期的に投稿していこうと考えているので、お暇なときにでもご覧になって頂ければ嬉しいです!!!

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