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【毎日更新】元魔王様の2度目の人生  作者: ゆーとちん
7章
50/1123

元魔王様とシキの従魔 4

評価やブックマーク等、して頂ければして頂ければして頂ければ〜!!!!!

 ジルが無限倉庫から取り出したのは、スキル収納本と言う魔法道具である。

魔王時代に一人になってから魔法道具の研究をしていた時に作り出した物だ。


 魔法道具としての性能が凄まじいので、シキの判断で世には出せない封印物にされているが、身内で使う分には問題無い。


「これなら手っ取り早く強化が可能だ。」


 スキル収納本は文字通りスキルが収納されている魔法道具の本である。

この魔法道具は二つの効果を持っている。


 一つ目が所持者が殺した対象のスキルをランダムに一つ取得すると言う効果だ。

今のところ魔物にしか使っていないが、これは人にも効果はある。


 二つ目は収納されているスキルを他者に与える事が出来ると言う効果だ。

この世界では魔法の研究は進んでいるが、スキルに関してはあまり知られていない。


 取得条件、所有数の上限、種類、どれも分かっていない。

そんなスキルを取得して分け与えられる魔法道具があると知れ渡れば、確実に面倒事が起こると言える。

なので身内でしか使えない魔法道具なのである。


「ライムが最強になれるのです!」


 シキも仕分けの時に効果を知っているからこそ封印物としたのだが、自分達で使う場合は構わないらしい。


「だが問題もある。」


「問題なのです?」


 特にデメリットがある魔法道具でも無いので、シキは不思議そうに尋ね返す。


「ああ、魔法道具を使ってもライムがスキルを取得出来るかは分からない。」


 スキルに関してはジルも魔王時代に研究をしていた。

そして所有数の限界に関して一つの仮説に辿り着いた。

それは魔力量との関連性である。


 スキルは魔法と違って、使用時により多くの魔力を必要とするものが多い。

なのでそもそもスキルを扱えるだけの魔力が無ければ取得出来無いのではないかと考えた。


 実際に魔王であった頃に自分に実験として使ってみたが、スキルは際限無く覚える事が出来た。

しかしスキルを既に覚えている現状最弱のライムの魔力量では、新たにスキルを取得出来無い可能性がある。


「た、試してみなければ分からないのです!」


「確かにな、一先ず使ってみるか。何かスキルの希望はあるか?」


 そう尋ねたジルはスキル収納本を開いて見せる。

相当な数のスキルが収納されている。

これは魔王時代に魔物を倒して獲得したスキルばかりである。


 スキル収納本の実験として、魔物が大量に潜むとある森を丸ごと消し飛ばした事がある。

その時に数えきれない程のスキルを獲得したのだ。


「石化なんて強そうなのです。」


 大量にあるスキルの中からシキが選んだのは石化のスキル。

対象者の身体を徐々に石に変えていくと言う、なかなか凶悪な能力を持つスキルだ。


「分かった、ライムに石化のスキルを譲渡する。」


 ジルがスキル収納本の効果をライムに使ってスキルを与えようとする。

しかしスキル収納本は何も反応しない。


「何も起こらないのです。」


「失敗だな。弱い部類のスキルならば取得出来る可能性はあるか。」


 スキルの中には弱いスキルもあれば強いスキルもあり、使い勝手が悪いスキルもあれば汎用性が高いスキルもある。


 そう言ったスキルの上下関係で必要な魔力量も大きく違ってくるので、取得に関連してくる可能性はあるとジルは考えていた。


「だったらスライムの基本的なスキルを覚えさせてみるのです。」


「そうだな、ライムは特殊なスライムだからか分裂のスキルを持っていない。」


 シキが提案してきたがジルも同じ事を考えていた。

スライムにも様々な種類がいるが、共通して覚えているスキルがある。

それが分裂と言うスキルだ。


 スライムならば必ず持っているスキルなのだが、ライムは分裂のスキルを覚えていなかった。

分裂と言っても使うたびにスライムが増殖していく訳では無い。


 核が無い分身を生み出し、自分の代わりに何かをさせる時に使うスキルだ。

これがあれば無防備になる捕食行為を代わりに任せたりして、自分の危険を減らす事が出来る。

スライムの貴重な自衛手段の一つなのである。


「ライムに分裂のスキルを譲渡する。」


 先程と同じくスキルを与えようとすると、今度はスキル収納本とライムが光り出した。

直ぐに光りは収まり、スキル収納本の項目にあった分裂のスキルが消えていた。


「成功なのです?」


 一応万能鑑定にてライムの事を視てみると、変化吸収に加えて分裂のスキルが増えていた。


「ああ、分裂のスキルを取得している。」


「やったのですライム!」


 ライムもプルプルと揺れて喜んでいる様だ。


「これで少しは戦闘中に死ににくくなったか。」


 ライムが分裂のスキルを使って分身に危険な事を任せれば、本体の生存率はかなり高まる。

そもそも危険な状況ならば助けに入るので、吸収中の保険と言ったところだ。


「早速ライムの育成をするのです!」


 シキがライムをもっと強くしたいと意気込んでいる。


「そうだな、スキル収納本は正規の手段では無い。魔物を吸収させてみるとしよう。」


 ジルが作り出したスキル収納本は所謂チートアイテムだ。

人にも魔物にもスキルを与える事が出来るが、ライムはそんな事をしなくてもスキルを得られるスキルを持っているので、早速そちらも試してみる事にした。

閲覧ありがとうございました!

定期的に投稿していこうと考えているので、お暇なときにでもご覧になって頂ければ嬉しいです!!!

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