「ユイちゃんのお仕事講座!」
ユカリちゃんが席を外してから数分間、今後について考えているとすぐにユイちゃんからお呼び出しを食らった、取り敢えず休憩室に移動するとそこにはテーブルと椅子に座るユイちゃん。見た所一体一で話す気らしい。僕は対面側の椅子に座るとユカリちゃんはお仕事に戻って行った。初めての対面だがユイちゃんはいつも通りにフランクに会話する。仕事内容や継続の話、休みや多忙になる時間帯やメニュー表や接客マニュアルなんかも何もかも教えてくれた。
とても分かりやすくて助かるんだ。特に不満点はないのだがと~っても気になるモノが……
「後はその他の仕事についてなんだけど―――― 」
たゆん、ブルン、ボイン。
さっきから揺れまくる胸が気になって仕方ない。ほら、こうしてる間に揺れる揺れる。柔らかそうでプルプル。これがユウガの言っていた巨乳なのだろう。Yシャツにベストを着込んでるから大きさが分かりやすく胸元が苦しそうだ。
そして何よりピンク色のレースっぽいのが胸の谷間から覗かせてる気がする……デカすぎる。
サナエちゃんも大きいけどユイちゃんのは格別だ。まさかこんなに大きい女性がいるなんて……
そんな巨乳に気を取られてるとペコっと頭をチョップされた。むっと頬を赤らめるユイちゃんは普通に可愛いかった。
「お姉さんの話より胸が好きなの?」
折角一生懸命に教えてくれてたのに僕は最低かもしれない。そっぽ向いてしまったユイちゃんに機嫌を取ろうと弁明する。
「ご、ごめん!これは男の生理現象みたいなもんでさ!話はちゃんと聞いてるよ!!」
本当に?と凝視するユイちゃん、一応仕事内容については大方聞いてるしユカリちゃんの優しさを無下にすることを無いようにこの後はしっかりと説明を聞いた。怒っていたユイちゃんもその後は怒ることなくスムーズに終わった。
「これで、説明は終わりよ。まだ制服は作ってないから出来たらカイトちゃんもお姉さん達の一員よ♪」
相変わらず魅力な胸を揺らしながら微笑む。お姉さんと言うよりもお母さんの方が似合ってる気がする。僕はお礼を言ってその場を離れようとした時腕を掴まれた。
「カイトちゃん、一応言っておくけどこのお店は恋愛とかしてもいいけど節度は守ってね?お姉さんが見る限り脈がありそうなのはユカリちゃんかサナエちゃんっぽいし変な気を起こさないように」
にこやかな内面脅されているような気分だ。つまりは変な事をしたら何するか分からないと言うことか……
「大丈夫だよ、嫌がる事はしたくないし店内では私情は分けてるんだ」
「ホントに~?男の子って以外とスケベちゃんなんでしょ?」
むぎゅっと腕を胸に挟めて離さない、警戒はしてるみたいだが誰から言われたんだ??
「ユーゴちゃんから訊いたよ?男は皆エッチなんだ!って、カイトちゃんも……」
よし!あいつは後で一発殴ろう!僕は唆した元凶に殴りこみたい衝動がふつふつと沸いてきた。
「あいつは特殊だから気にしないで♪約束するよ」
僕はそう言ってユイちゃんに言い聞かせ後々奴の脳天を一発殴ってやった。




