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その①〜働き方改革と木材業界〜

「今日は、65年余りにわたり木材業界に従事してこられた〇〇さんに、働き方改革についてお話を伺いたいと思います」


「そらお前らな、ワシらが田舎から大阪に出てきた時分ちゅうたらまだ日本も貧しかったからなぁ、オカズ言うたらコロッケ1個や


でそこに醤油をようけかけてどんぶり飯を3杯食うわけ、ウチは米だけは好きなだけ食わせて貰えたからええ方やったよ


いま若い連中の食うとる社員弁当よ、あいつら粗末やって文句ゆうとるけどワシが若い時やったらあんなええの正月でも食えんかったで...


給料なんか貰えるかいな、お小遣いや...

給料貰えるんは一丁前なって所帯持ってからや

でも仕事教えてくれて飯食わせてくれて寝床を用意してくれるだけで有り難いと思っとったな


社長が親代わりになって面倒見てくれとるんや、親に文句なんか言えるかいな

田舎逃げ帰ったらカッコ悪いし、兄貴の下で小作人やしな...


起きてから寝るまで毎日働き通したわ

休みかて日曜とか祭日とかないで、里帰りする盆と正月だけや

番頭さんが休まへんのにボンさんが休むわけにいくかいな


まぁそんなもん、今のやつらの3倍じゃきかんくらい働いとったわ

偉なりたいとも思とったし、会社と国を豊かにしようちゅう気持ちもあったしな

実際みるみる豊かになっとったし


時代は変わったわ...言うても分からへんわな

まぁ頑張ってや」

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