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次の日、和樹は第2秘書の誠也が運転する車で共に会社に向かっていた。


この誠也は和樹の弟でメイド長の穂奈美の夫でもある。



「なぁ、誠也」


「何?兄貴」


運転している誠也に和樹が落ち込んだ様子で話し掛けた。


「何でうちの女達はああも強いんだ?

美希とか穂奈美、美穂さんとか」


「ん~、穂奈美は俺に対して強気になる事はないかなぁ。

美穂さんも旦那さんに対しては夫を立てて一歩引いているし」


「え?!穂奈美は知っているけど、美穂さんって旦那にはそうなの!?」



和樹は前のめりに誠也に詰め寄る。


「うん。

美穂さんは俺の義姉になるから知ってるんだけど、会社や屋敷ではあぁだけど、旦那さんとか旦那さん関係の人の前では全然違うよ」



和樹は初めて知る美穂のプライベートの様子に愕然とした。


そんな他愛もない会話をしているうちに車は会社に到着する。


2人は取り合えず荷物を最上階にある自分の席に置くと直ぐ下の階にある会議室へと急いだ。



「社長、誠也、遅いですよ」


「いやいや、予定時間の10分前だからね」


和樹は自分の席に座りながら進行席に座る美穂に言い返す。


しかし、


「私は会議室に来るのが遅いと言っているのではなく、会社に出社するのが遅いと言っているのです。


社長だからとダラダラせずもっと余裕をもって行動してください、といつも言っているはずですが?」


何故、今さっき出社したのがバレたのか…


「えぇっと、美穂さん?

何故、私たちが出社したのがさっきだと?」


和樹の斜め後ろの席に座る誠也が冷や汗を垂らしながら美穂に疑問をぶつけた。


「簡単な事です。


25分前まで秘書室にいた私はその時点で社長たちがまだ出社していない事は確認済み。

そして息を切らして入室して来たという事は時間ギリギリだと思い急いで来たという事でしょう」


「それだけで……」


和樹は美穂の答えに唖然とする。


「それに何より、受付嬢に社長達が出社したら連絡するように言っていましたので」


と美穂がスマホを取り出し皆に見せる。


会議室にいた誰もがこの人には敵わないのではと思った瞬間であった。



「雑談はここまで。

時間です。会議を始めましょう」

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