表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よくあるこぼれ話  作者: 鈴乃


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/32

1/365

 ある日ある夜。ある酒場に悲痛(ひつう)な叫びが響いた。


「信じられない! 誕生日を忘れるなんて!!」

「忘れてたんじゃねーよ。知らねーし」

「知らない!? 知らないって、そんな……どうでもいいことみたいに……!」


 よく聞く痴話(ちわ)ゲンカだな、とウィザは思った。

 発生源が自分の戻るテーブルだと気づくまでは。


「遅れても祝おうって気持ちがあってもいいだろ!? オレは悲しい! キミのそういうところよくない!」

「おいなに騒いでんだ」

「ウィザ! ソルが自分の誕生日を知らないって!!」


 神官が勢いよく振り返った。ふらつく指が空のグラスを指す。

 向かいの戦士を指差したかったのだろう。


「年末で数えてっからいーんだよ」

「オレは友達の生まれた日を祝福したいんだぁぁ!」

「何杯飲んだ?」

「2本は空けてる」

「聞いてよぉおおおおお」


 ウィザは自分の椅子を引いた。

 ソルがイストのグラスに炭酸水を注ぐ。


「多分冬生まれだろとは言われてたよ」

「年末で合ってるんじゃねえか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ