バカ神様との出会い
初めての投稿です誤字やアドバイスなどがあったら言ってもらえると嬉しいです!
ー第一話バカ神様との出会いー
まずは自己紹介をしよう。
俺の名は白宮 和希、ごく普通の21歳社会人だ。
性格を問われるなら…そうだな。
頼まれた仕事は断れない後輩に優しいも優しいお兄さんだ!
そんな俺には子供のこらから嫌になるコンプレックスがある…そう、このコンプレックスこそが今から始まる異世界生活そしてこの…
「ねぇ!何黄昏てるの?私のこと考えてたの?シーちゃんは私にゾッコンだもんね!私みたいな神様美少女にはメロメロになるよね!ウンウン!」
うぜぇ、ただただうぜぇ
そしてこのバカ神と出会うキッカケにもなるものだ…。
窓からさす光が眩しい、夕方俺は家の仕事部屋で眠っていた…。何かやらなきゃいけない仕事があった筈だが寝ぼけた頭では何も考えられなかった…。
ガチャッ
玄関のドアを開ける音がした。
合鍵を持っているのは俺の会社の後輩の今野 久音だけだ。
「あっ!先輩!何寝てるんですか!?課長から頼まれた仕事の期限6時までだったでしょう!?」
課長…仕事…?ん!?
「久音!今何時だ!?」
「今は5時49分ですよ!あと10分ですよ!急いでください!」
そうだった俺は急遽課長に頼まれた仕事を徹夜でしていたんだ…確か終わったのは昼過ぎ、時間があるからと少しウトウトしていたら寝てたのか!
「今から走れば…ギリギリまだ間に合うか。」
ここから会社まで走って15分だが信号に引っかかることがなければ…いける!
「久音、俺を起こしに来てくれてありがとな!来てくれなかったらヤバかった、今もヤバいが…」
「いえいえ、和希先輩にはいつもお世話になってますのでこれくらい当然です!」
キラっと光が出そうな笑顔を向ける久音…。
俺は良い後輩を持ったな…涙が出そうになる。
「よし!じゃあ行ってくる!」
都会の夕方会社から帰る車が混雑している時間帯
久音が来てくれた事は、幸運だった…だが。
「なっ!?」
足がもつれてコケた、顔面から盛大に…。
クソ急いでるってんのに!
鼻血が垂れる、だが気にしてる場合じゃない!
立ち上がって走りだす、ここ最近運動をしてないせいか走るたびに体が軋む。
会社まであと半分…。よし!間に合う!と思った瞬間。
「おい!マジかよ!?」
信号に引っかかった…。そう、これが俺のコンプレックス、一度不幸があると継続して降り注ぐのだ。
「あともう少しなのに!」
そこへ一人の老人が歩いてくる。信号が変わってないにもかかわらず道路を渡ろうとしている。
「おい!じいさん!戻れ!ひかれるぞ!」
聞こえてないのか?
ハッとして道路を見る。一台のトラックがこちらに向かって来ている。このままじゃ…。
どうする俺!このままじゃ…じいさんがひかれちまう!どうする!?どうする!?
気づいたら俺は道路へ飛び込んでいた。ひかれかけていたじいさんを歩道へ押し戻して。
ドン!!
刹那の衝撃、体が宙に浮いているのが分かった。
一瞬の出来事が長く感じた。
周りの悲鳴が聞こえる…救急車を呼べと叫んでるやつもいる…。
「あぁ、俺死ぬか…。」
思えば思い残すことがある。
特に童貞のまま死にたくないと思っていたのに…。
せめて彼女でも作りたかったなぁ…。
そう考えていた瞬間、どこかへ落ちる感覚に襲われた。白いのか黄色いのかよく分からない空間を落ちていく。
あぁ、これがあの世への道か…そう思っていた途端。
ドサッ!!
頭から盛大に落ちた。
「ガッ!イッテェェェ!」
頭から落ちた!首捻った!めちゃ痛ぇ!
俺死んだんだよな!?死んだら魂だけとかそんな感 じなんじゃないのか!?
ただ困惑している俺に突然声が掛かった。
「ハ〜イ!こんにっちは〜!君がシロミヤ カズキ君だよね!?」
めちゃくちゃ陽気な美少女?がいた。好奇心バリバリの視線を向けてくる少女にとりあえず質問した。
「キミ、誰?」
状況が分からずアホ頭で質問をした俺を笑いたい…。
しかし少女はバッとポーズを決めて…。
「ワ、タ、シは神様でっす!」
腰に手を添えキラッと星が出そうなピースをする。
「ワンモアプリーズ?」
何故か英語で聞き返した、本当に神様なのかともう一度聞きたかったからだ。
「ワタシは神!」
「マジかよ…。」
バカな神様との出会いだった。
どうでしたか?今回は和希と神の出会いまでですが次話からは、神様の名前と和希の転生を書くつもりですのでよかったらまた見てください