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第二十六話 柚葉からの何気ない質問
（柚葉side） by 菜須 よつ葉
匠くん、なんだか焦ってる？視線を下に向け気持ちよさそうに眠る柚子を撫でる。私は深い意味もなく質問をしたけどこの質問がいけなかったらしい。
「ねぇ、匠くん。この子の名前、誰が名付けたの？」
私のこの質問にこの場にいた全員が匠くんへ視線を向けた。
「えっ？」
匠くんは、一瞬驚いて焦っていたようにみえた。そこに見逃さない幼馴染たち。
「匠、なにか怪しいね。何を焦ってるんだ？」
光くんが容赦なく突っ込みを入れる。
「いや、焦ってなんかいないよ」
「じゃあ、答えてよ。なんで柚子ってなったのか」
果桜がさらに匠くんへ質問を投げかける。なんかこんな展開になるなんて予想していなかった。ここからさらに果桜や光くんが勢いを増していくなんて知らなかった。
私の膝の上で気持ちよさそうに眠る柚子と、この３人のやりとりを眺めている事にした。
お読み頂きありがとうございますm(__)m
次回はひな月さんの果桜sideです。
