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第二十四話 果桜の興味
柚葉の膝の上で、心地良さそうにスヤスヤと寝息をたてる柚子──
話を柚子から林間学校へとシフトチェンジしたい匠──
私が興味をひかれたのは……
「ねぇ、匠? 柚子とどんなことして遊んでるの?」
ピクッ──
――私わたしは見逃さなかったわよ
一瞬ではあったけど、柚子を撫でる柚葉の手が止まったのだ。
林間学校より先さきに、まずは話してもらおうか? 匠
「そりゃあさぁ、やっぱり猫じゃら……」
「|光《ひかる》っ!」
私は光の言葉を遮り、欲しい答えだけを求めた。
――ごめん、光! 今度おやつあげるから許してね。
柚葉をチラリと見ると、まるで聞こえていないかのように、柚子を撫で続けていた──
匠くんはいったい、柚子ちゃんとどんなことをして、遊んでいるのでしょうね?
果桜ちゃんだけじゃなく、私も気になってしまいました!
という訳で──
次回 匠Side です♪
お楽しみにっ!
by ひな月 雨音




