1.神の鬼畜説
私、三神 那奈。三人兄妹の末っ子(兄→兄→私)。兄達は所謂『天才』と言う奴で、私は、『THE☆凡人』だった。そんな凡人な私に周りの人は「お兄ちゃんのほうは出来たからきっと那奈ちゃんも出来るよね。」と期待をよせ、出来なかったら最後に「お兄ちゃんと違って那奈ちゃんは出来ないのか。」と言い離れていく。それを今まで何度も何度も繰り返され、ついに兄と比べられるのはもう嫌だ。私は兄じゃない。。そう決意し、その事を証明するために遺書を書いてみた。
そして今。私は学校の屋上のフェンスの外にいる。
もし、生まれ変われたら自分を見てくれる人と出会って幸せに暮らしたい。願わくは__________
と流れ行く魂の奥底で祈っていた。
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流れていくうちに眠っていた意識が戻ってくるとともに私は絶句した。
なぜなら、もう一生会うことが無い、絶対に無い(大事な事なので2((ryはずの兄達が目の前で私の手をぷにぷにと触っていたからだ。しかも若い母からオムツを変えられるときに気がついたのだが、なんと男になっていた。これには私もビックリだ。
オムツ替えのときにあれ♂を見て叫ばなかった、恥ずかしいと感じなかった私の悲しい免疫力よ。今回ばかりは褒めてやる。よくやった。
それより、なんで逆行なの?普通こういうときは転生じゃない?あのつらかった時をやり直せと言っているのか!この鬼畜め!!!えっ、でも今の私って前の記憶あるし結構強くね。あれ?まさか、これってチート?まぁ、私だから記憶があってもダメな奴なんだろうな。くっ、自分で考えておきながら結構傷ついたわ。
「悠ちゃんは可愛いなぁ~。流石僕の弟だ。」
「俊介。悠介が可愛いのは分かるが、俺の弟でもあるからな。」
あ、あと2つ分かったわ兄達が私を可愛がっている事と、私の名前が悠介だと言う事。
兄達がブラコンとか無いわぁ。マジ気持ち悪。でも、兄達意外とイケメンだから元女としては悪くない。私が女で相手が兄でなければめっちゃいいシチュエーションなのに。相手が兄ってだけでこんなにヤバいシチュエーションになるとは。兄恐るべし。




