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第6話 異世界召喚の理由

修正に伴い新しくなった第6話です

ストーリや設定に変更は無く、内用を分かりやすくした物となっています

既読な方にはご不便おかけして申し訳ありません。m(__)m

《おはようございます。》


おはようエイ


「「おはようございますトウヤ様」」


「・・・おはよう」


ん?反射的に挨拶し返したがどういう状況だ?


ベットから目を覚ましたら美人メイド二人が待機していた


「トウヤ様、右手を見せてください」


赤髪メイドのペイナに言われベットの端まで寄って手を出してみるが特に何があるでもない、いたって普通の手だ


「失礼します」


青髪メイドのメージュが袖をまくって何かを確認しているが何も無いのを確認すると袖を元に戻す

確認する際に腕が胸に触れたような気がしたがメージュは気にしてないようなのでこちらも気にしないことにする


「トウヤ様、痛いところや違和感を感じるところはございませんか?」


赤髪メイドがそんなことを言いながらボディチェックのように触って確認している

確認する際に腕が胸に触れたような気がしたがペイナは気にしてないようなのでこちらも気にしないことにする


あれ?誘惑でもされてる?気のせいだな、胸がデカイから偶然そうなっただけだろう


「問題はなさそうですね。寝起きですみませんがデドラ様がお呼びです。ドアの外で待機しているので、そちらにあるクローゼットの服に着替えてから外にでてください私たちがご案内します。」


赤髪メイドのペイナがクローゼットに顔を向けると青髪メイドのメージュがクローゼットを開ける


「クローゼットの中の服は好きな服をどうぞ。話が終わったら朝食だけど嫌いな食感の食べ物、苦手な味とかありますか?」


青髪メイドのメージュの言い回しが遠回りなのは異世界で同じ食べ物があるか分からないので食感と味を聞いているのだろう


「嫌いな食べ物はないな」


「それはよかったです。私達は外で待機しているので何かあればお呼びください」


そういってドアの前でお辞儀して出て行くメイド二人を見送って改めて体を見るが何も無い


目覚めたばかりで頭が回っていなかったのでメイド二人がやっていたことがわからなかったが着替えるときになって分かった


昨日イフリートにやられた腹の傷がない、手の火傷も後も残らず回復している

一日で直るとは思えないので回復魔法でも掛けてくれたのだろうか?

それとも戦闘用ホムンクルスとやらに異常な回復能力でもあるのだろうか?


《イフリートにやられた傷は戦闘用ホムンクルスの自己治癒能力で回復しました。》


マジか!どの程度なら一日で完治できるんだ?


《不明、データが不足しています。》


そうかデータを取るために自傷するのも嫌だし元々の傷が治りやすい体質が凄くなった程度に覚えておこう


その後着替えて案内されたのは応接室と思わしき部屋、壁は本棚で埋め尽くされ正面手前にテーブル、テーブルを挟んで左右にソファ、奥に執務用の机、その後ろは大きなガラス張りの窓になっている


うん、戦闘テスト前に案内された部屋だ


「おはよう。体は大丈夫のようじゃな」


前と同じように爺さんが座って待っていたので勝手に座らせてもらうと青髪メイドのメージュが紅茶を出してくれた

案内してくれた二人メイドは何故か爺さんではなく俺の後ろに控えている


「おかげさまで異常なぐらいピンピンしているよ」


「そう睨な、ワシも悪かったと思っておるがどうしても必要じゃったのじゃよ」


そう言われても腹が立つものは腹が立つ、大体なぜ必要なのか知らねーし


《戦闘用ホムンクルスは戦闘するために作られます、戦闘しないとストレスが溜まり最終的には暴走します》


はぁ?なんだそりゃ、暴走するとどうなるんだ?


《暴走した場合身近な人物を殺しまわり邪魔する者も殺し、自身が行動不能か正気を取り戻すまでそれが続きます》


結構やばい状態になるんだな


「爺さんはエイの声って聞こえるんだっけ?」


「聞こえとるぞ。暴走した場合は真っ先に狙われるのはワシじゃろうな」


「なら戦闘してストレスを溜めないようにするしか無いのか。荒事みないなことをやらされるから戦闘テストなんてやったのか?」


「そうじゃな、他にも理由はあるがそれが一番大きな理由じゃな。」


「他の理由?」


「御主は異世界召還された、これは覚えておるな?」


あぁ、俺は昨日か一昨日に死んで異世界召還された。

その後に理由も分からず戦わされて気絶した


「もちろん覚えてる」


「異世界召還の後すぐに戦闘試験をしたので伝えてなかったんじゃが、御主を召還した目的は魔王を倒すためじゃ

()()()()()()()()()()()()()()のじゃよ」


「・・・異世界召還の物語じゃよくあるパターンだがマジでいってるの?やりたくないんですけど」


《やらなくても構いませんがやらない場合は全生物が死亡する可能性があります》


「おい、そこは全人類じゃないの!?人類通り越して全生物かよ!!

それだと魔王さんも死んじゃわない?」


《その通りです。倒して欲しいのは序列第一位の魔王オントンです。

彼は自ら死亡することを望んでいます

彼は自分では自殺できないので全ての生物を殺すことで敵対者を生み出し殺されることを狙っていると言われています》


「自殺できん理由は不明じゃ、じゃがそんな迷惑な存在は倒さねばならんのじゃが様々な方法でやってみた結果、一番効果が期待できそうだったのが勇者のような強力な個人をぶつけることじゃな。御主も勇者以上に強くなるように作ったのじゃから、そのチートを生かして倒してはもらえんかのう?」


「協力するぐらいならいいが、倒すのは無理!」


力説してるところを悪いがイフリートに負ける俺が倒せるとは思えねーし

そんな面倒なことはしたくない。

ぶっちゃけて言えば穏やかに暮らしたいがそれはできそうにないので程ほどに穏やかな暮らしがしたい


《穏やかに暮らすのは無理です。

戦闘用ホムンクルスは戦闘をしなければ暴走しますし、

■■を食べなければ傷が再生しません。

■■を手に入れるには情報と戦闘が必要不可欠です》


一部聞き取れなかったんだが何を食べないと傷が再生しないんだ?


《ゲテモノです。■■は知らないほうが幸せに食べられます》


「知らなきゃ食べれないのにどうするんだよ?」


「それは後ろの二人が用意する予定じゃ」


そこで後ろにいる二人のメイドに顔を向けるとペコリとお辞儀した


「はい、私たち二人がご主人様であるトウヤ様のおはようからおやすみまでの生活をサポートするペイナです」


「同じく食事からお風呂、夜の営みまでバッチ来いなメイド、メージュです。よろしく!」


「・・・バッチ来いって」


「・・・ちょっと地が出とるぞメージュ」


とんでも発言に固まる二人


「何か変なこと言った?あとトウヤ様がご主人様になるなら敬語はいらないよね?」


「メージュ、普通は逆だからね?状況を見て適切に敬語を使えばいいけど普通はご主人様に敬語を使うものだからね?」


赤髪メイドのペイナが嗜めるがイマイチ分かってない様子


「四六時中メイドに敬語使われるのも疲れるじゃろうからそれでもいいんじゃが、貴族とかの偉い人には敬語を使うようにするんじゃぞ」


「はーい」


「えーと、なんじゃったかな?・・・そうじゃ、ペイナとメージュを御主の専用メイドにする話じゃった」


飯作ってくれるだけじゃなくて専用メイドになるだと!思わず二人を見るととても眩しい笑顔で微笑んだ


「二人は戦闘メイドじゃから戦うことになっても足を引っ張らないしメイドじゃからサポートはバッチリじゃ!」」


「二人のご主人様になる?二人はそれでいいのか?」


本人確認は重要だと思い確認してみるが返事は予想通りの肯定だった


「問題ないです、私達は既に身も心もトウヤ様のメイドです。トウヤ様の好きなように使ってくれれば幸いです。」


「昼と言わず、夜までと言わず朝まで好きに使っていいですよ!」


徹夜してまで働かせるってブラックすぎだろ


そこまでやるつもりは無いが右も左も分からない現状、サポートしてくれる人が多い分には問題ないような気がする


無いような気がするんだが・・・


二人とも美人すぎるだろ!!


美人すぎるメイドを侍らせてる状態なんてトラブルの臭いしかしねー!


「美人すぎるから戸惑っておるのかの?大丈夫じゃ、戦闘メイドに手を出そうとするのは滅多におらんし、手を出したやつが血を見るだけじゃ」


居ない事はないのかい!


なーんて突っ込みしてもどうにもならないし、

居ないと食事で詰むしでお世話にならないとダメなんだろうな


「そうか、まだ右も左も分からない俺だけど改めてよろしく!」


「はいトウヤ様!頭脳明晰、才色兼備な私、ペイナにお任せください!」


「敬語は苦手、戦闘は得意な私、メージュがトウヤ様の敵を全て倒して見せます!」


おう、ペイナさんはそれを自分で言っちゃうか、余程自分に自身があるんだろうな

対してメージュは何というか脳筋な感じの挨拶だな、何故かさん付けで言うのに違和感がある。そんな感じ


「ペイナとメージュのことも終わったから飯にしようかの」


パンパンと手を叩くと戦闘メイド二人に運ばれてくる朝食


前に紅茶を運んでくれたメイドは普通の年配女性って感じだったが、この二人のメイドもかなりの美人だ


純金髪のツインテールで勝気そうな印象を受ける顔つきの美人さんだ

もう一人も金茶髪ロングの髪の毛を首の辺りでまとめておっとりとした顔つき、深遠の令嬢といった感じの美人さん

え、なにこの異世界は美人だらけ?


そんなことを思ってる間に4人分の朝食と思われるサンドイッチと飲み物を並べ退出していった


「さて飯じゃ、二人とも一緒に食べていいぞ」


俺の対面にデドラの爺さんが座り、俺の両隣をペイナとメージュが座る


「メイドって主人が食べてる間は控えるって聞いたけどそうでもないのか?」


「これから三人なかよく過ごすことになるんじゃ偉い人以外では普通でよいじゃろ」


「そういうものか」


「そういうものじゃ」


つまりこの両脇に美女二人に挟まれるような状況もなれとけということかな?


めっちゃ落ち着かないのでただ黙々と食べてしまったが、このあと何すればいいんだ?


「さて、この後の予定ですが、トウヤ様には冒険者になってもらうための訓練予定です。」



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