プロローグ
初めての投稿となります。
白や青といった家具が並ぶヨーロッパ風の部屋だが、散乱し壊れていた。そこには一人の女性がいた。女性の少し前には一つの死体がある。首から下が倒れ頭部は近くで転がっていた。血池の上に立っている女性の顔はただひたすら後悔し、嘆き、苦しんでいた。
ーーー嫌だ、怖い、寂しい、冷たい、苦しい、居たくない、消えたい、会いたい、嫌だ、暗い、恐ろしい、寒い、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌いだ、嫌いだ、嫌いだ、嫌いだ、嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだーーー
こんな世界、嫌いだーーー!!!
雄叫びのようなそれからは、強い憎しみ、憎悪が感じとれた。だが、それ以上の悲しみが女性から溢れ出ていた。
もし、たった一度の、一瞬も!
私に幸せをくれないと言うなら!
なんで、なんで私を生かしている!
答えろ!アトラナート
一人、虚しく、凍えるような場所で女性はただ叫ぶだけだった。