十二の詩《うた》 第二十一回
十二の詩 第二十一回
① イチジクとインフルエンザの素敵な関係。
② 肺炎と虫垂炎の狭間。
③ 人生の道を踏み外す、戻る事の出来ない時間と空間。
④ 空虚な物言いに落ち込むボタン、付け忘れるは人の性なり。
⑤ 神経が届かない、痛みと痒み。
⑥ 滑り落ちる、掻き分ける、そして突き進む。
⑦ ストーブの空焚き、酸素不足でアチラが見える。
⑧ スイカと亀の大一番、勝機に導くはヘチマの業なり。
⑨ 病気には勝てないと分かっていたが、こうも長続きするとは、死期が近いか。
⑩ 授業をサボり街へ繰り出す、バイクの音に耳を欹て、奇奇怪怪に踊りだす。
⑪ 母なる大地に懇願する、世界を見つめるその眼差しは、腐り果てている。
⑫ 世界に向き合う今日、最後に葡萄酒を一杯。
平成二十四年二月十四日 記す
インフルエンザにて数週間、隔離生活を送りました、がまだ調子が悪いです。
歳のせいですかね、皆様も気をつけましょう。