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魔女が恋をした~再会 Ⅲ~

まず最初にもとから更新頻度が少ないのに最近はさらに少なくなってしまっています。

原因は私用なのですが、リアルの方で忙しくなってしまっているからです。そのためしばらくひと月に一度程度になるかと思います。一応隙間時間で頑張ってみます。

こんな自分ですがこれからも作品を見ていただければ幸いです。

毎回作品を細かく区切っているのは単純に私の集中力が持たないからです。


~教室~

あれからギリギリ教室まで間に合った俺たちふたりはお互い自分の席に座り向かい合って話していた。

「なあ、お前本当にあの人のこと知らないのか。」

「だから知らないって、お前その質問もう何度目だよ。」

隆の何度目かもわからない質問にいい加減飽き飽きしてきたころ教室の前の方の扉が開き担任が教室に入ってくる。

「お前ら席につけ、ホームルームを始めるぞ。二年の二学期なのもあって今日は連絡事項が多いからな。まず最初に今日は転校生がうちのクラスに入ってくることになった。入ってくれ~。」

そう担任が扉の前にいるであろう人物に促すと、呼ばれた人物がゆっくりと教室に入り教壇のうえに立つとこちらの方を向き自己紹介をする。

雪華ゆきはな 瑛莉えりです。これからよろしくお願いします。」

「それじゃ、君は立花の後ろの席が空いてるからそこに座ってくれ。」

「はい。」

その短い会話の後、こちらに向かって歩いてきた。しかし、俺の隣を少し過ぎたあたりでなぜか足を止める。

『…これから末永くよろしくお願いしますね。』

…今日はきっとこういう日なのだろう。そういうと何事もなかったかのように再び歩き出し自分の席に座る。

~教室 昼休み~

俺はいつも通り母さんが作ってくれた弁当を隆とふたりで食べていた。

「お前の弁当相変わらずおいしそうだな。」

「ん、そうか?」

隆はいつも購買でいくつかパンを買っており、今はふたつめパンを頬張っていた。

「それにしても雪華さん大人気だったな。」

「ああ~、確かにすごかったよな。なんかほかのクラスの奴まで来てたもんな。まあ、校門前であんなに目立ってたんだから当然なんだろうけど。」

そんな他愛のない話をしていると思ってもいなかった人物が俺たちの席の前にやってきていた。

「あの、よろしければ一緒に食べてもいいですか。」

前に立っていた人物はまさに話題の人物だった。一瞬朝のことを思い出していたら隆が勝手に許可してしまっていた。

「おっ、どうぞどうぞこんなむさくるしいところですがこんなとこでいいなら。」

そういって机のうえのものを急いで片づける隆。

『おい、なに勝手なことしてんだよ。』

『いいだろ別に、お前もこの子のこと気になるだろ。』

『たしかにそうだけどせめて相談くらいしろよ。』

そんなことをしている間にエリさんが机のうえに弁当を置きもってきていた椅子に座る。

「朝は急にあんなことを言ってしまってすみませんでした。すこし取り乱してしまっていて、ご迷惑をおかけしました。」

そこまでいうとこちらに向かって頭をさげた。

「いやいや、そこまで気にしてないから頭をあげて。」

「おいおいヒロ、こんな美少女になに頭をさげさせてるんだ。」

「いや、俺なにもしてないから。」

隆と言い合っているとエリさんがクスクスと笑い出してしまう。

「おふたりは本当に仲がいいんですね。すこし焼けてしまいます。」

「いやいや、こいつとは昔からの付き合いだから。」

「そうそう、こいつとは幼稚園の頃からずっと一緒なんだぜ。」

「私はお友達があまりいないからうらやましいんです。」

そういう彼女は少し悲しげな表情をしていた。その表情に俺たちふたりはなにもいうことができなかった。

「ごちそうさまでした。それでは私は先に行きますね。…あ、あとヒロさん。」

「はい?」

「放課後に屋上に来てください。あっ、無理だったら全然大丈夫なので。」

そうエリさんに言われると一瞬思考が停止してしまうのだが、反射的に反応してしまう。

「あっ、はい。」

俺が返事をすると用事がすんだようで自分の席に戻っていった。もちろんそのあと隆に散々いじられたのは言うまでもない。

いつもお読みいただきありがとうございます。もし誤字脱字がございましたらお手数ですがコメントにてお教えいただければ幸いです。

またこの物語はフィクションでございます。決して間に受けてはいけません。またいかなる実在する組織、団体、国家等とは一切関係ございません。                               

                              次回 魔女が恋をした~再会Ⅳ~

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