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第一回:トレイト・ジェルゴによるそしレイを2倍楽しむ為の講座

「始まった…‼︎僕の‼︎僕による‼︎読者の為の企画‼︎」


「ジェルゴ?何やってるんですか?」


「あ、読者のみんなは知らないだろうから紹介するね。この娘はミハク・マキュアラス。今では名前は伝承されてなくて、大魔女としか伝わってないみたいだね。そして、悠里に謎の小箱を託した僕の副人格になった。」


「ジェルゴ?普通にネタバレしてませんか?」


「そして僕はジェルゴ。今回は僕が読者の君達に‼︎今後の悠里の旅路を楽しむ為のポイントを教えてあげよう‼︎あ、ちなみにだけど。この講座の担当に僕が選ばれたのは、僕が君達と同じ地球出身ってのが理由だね。」


「何でこの講座のタイトルにネタバレ注意の文言が入ってないんですか⁉︎」


「いや、だってさ。匂わせはしたからもうみんな気付いてるでしょ。仮に知らなかったとしても、僕らもう本編には出ないから関係無いよ。」


「…もうツッコむのは疲れました…あ、この講座を受けなくても充分本編は楽しめるので、ネタバレや匂わせ、ギャグ要素、メタ要素などが苦手だという方はこの講座を受けず、また第十三話から読んでいただいても構いません。」


「さっすがミハク‼︎優しいね‼︎」


「それでは始めましょう。まずはハザマユウリさんについて。」


「悠里視点が多いのに、なんか心の底を見せてくれないんだよね…今後の悠里を見る上で復習しておきたいワードとして、第一話の『同居人』って表現と、『ほぼ一人暮らし』って表現。何でそんな状態だったのかは教えてくれないけど、複雑な家庭だったのかもね。それに、僕の副人格としてミハクが託した小さい箱。あれも悠里の運命を左右するんじゃないかな。あとは、そうだな…僕のセリフにもちょっとした伏線が隠れてるんだ。良かったら探してみて。シロエのことを利用しようとしてるようで、根っこの優しさが出ちゃうのはまだ甘いって感じかな。」


「甘いって言い方は良くないですよ。シロエ・レイブルスさんの優しさで、ハザマユウリさんも素直になれると良いですね…」


「別に今のシロエと悠里の関係も面白いと思うんだけどなぁ…ちょうど話題にでたし、次はそのシロエについて話していこうか。シロエに関しては、悪夢がキーワードかな。今後、シロエの悪夢がどんな夢かが分かる時が来るんだけど、いろいろ意味があってその悪夢を見てるんだ。その夢について考えてみるのも良いんじゃないかな。」


「シロエ・レイブルスさんは、自分を許せる日が来ると良いのですが…」


「それは悠里次第だろうね。あの二人がお互い心を開ければ、二人はお互いの過去を語り合える。そうしたら、悠里はシロエを許してくれる。本人は自分を責めてるけど、シロエのしたことは悪くないことっていうか、しょうがないことっていうかね…悠里がシロエにそう伝えたら、シロエも何か変わるんじゃないかな。」


「次はモズ・レイブルスさん。領主館の副秘書長ですね。私達とは、一番関わりが無いでしょうか?」


「そうだね。でも彼女も、結構興味深い境遇にいるよね。なにせ彼女はお…」


「ジェルゴ‼︎そのネタバレは度を超えてます‼︎」


「あぁ、ごめんよ。なら、今言えることは…彼女のクセと、とある人物に関わる行動にも要注意とだけ言っておこうか。」


「そして、次は…彼の番ですね。」


「あの胡散臭いアイツねぇ…アイツの動き方次第でたくさんの人の運命は変わると思うんだけど…」


「悔しそうな言葉を、ワクワクした表情で言うんですね。」


「だって気になるだろう?アイツは今まで、誰にも肩入れせずにのらりくらりとやってきた。立ち回り次第では、誰の味方にもなれるし誰の敵にもなれる。あんな大駒が、だよ。」


「きっと、ハザマユウリさんなら彼を仲間に出来ますよ。ハザマユウリさんの行動は、彼の目的を阻害するものではない。交渉次第では、なんとか。」


「そうだね。じゃあ最後に、作品全体としての注目ポイントを解説して行こうか。」


「まずは、ジェルゴが不完全な復活だった理由。」


「きちんと復活出来てれば、シロエにも余裕で勝ててたんだけどね〜。」


「そうしたら復活に時間がかかって、本島からの大軍に負けたでしょうね。」


「やり方次第だよ。軍を分裂させて何人か食べれたら、割と良い勝負が出来たんじゃないかな。それはそれとして。これから注目するべきポイントその2。空白。この作品は、いろんな人物の視点から描かれる。その結果、別の場所にいる人物がどう動いてたかが分からないんだ。その空白にどんなことが起きたか。想像してみるのも面白いと思うよ。」


「あとは、ハザマユウリさんの交渉もポイントですかね。明言はしないけど、隠し事に気付いていることを察することが出来る発言。これを用いて相手を揺さぶることが多いのですが、その気付いている隠し事は何か。今までの情報を整理して予想するのも良いですよ。」


「今回はこんなところかな。この講座は不定期。次がいつになるかは分からないけど、その頃にはかなり状況も変わってるんじゃないかな。これからの悠里達の旅路。僕らと一緒に楽しもうじゃないか‼︎ここまでのお相手は、MCのジェルゴと⁉︎」


「…あ、アシスタントのミハクでした‼︎」


「…それと最後に。僕、本編にはもう出ないけど、本編以外に出ることは諦めてないからね?」


「ジェルゴ⁉︎」

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