Dt.01 ここまでのそしレイ
《主要キャラ紹介》
境界悠里:日本からレイブルスに転移した少女。他人をあまり信用しない性格。転移した際に魔力障害に巻き込まれ生死を彷徨う。シロエが隷従の首輪を使用したことにより一命をとりとめる。以降、シロエの使用人として行動する。魔力は大量にあるが魔法が使えない為、その使い道は魔道具の使用に限られている。
シロエ・レイブルス:レイブルス第2-3地区島域領土の領主。自分のことを省みず他人を助けようとする性格。過去の事件がきっかけで悪夢にうなされることも。魔力障害発生時、咄嗟に魔法で防御したことにより一命をとりとめる。風魔法が得意。
マグド・レイブルス:レイブルス第2-3地区島域領土の領主館秘書長。誰にも肩入れせずに、第三者として動くことで、大きな損をせずに利益を出そうとする性格。何かしらの目的を持って行動しているようだが、その詳細は謎に包まれている。魔力を込めることで魔法を発動出来る札を作成でき、それを用いて戦う。体内で魔力を生成するのが遅い体質らしい。
モズ・レイブルス:レイブルス第2-3地区島域領土の領主館副秘書長。自他共に厳しい性格で、悠里とは反りが合わず警戒しているような態度をとる。闇魔法が得意で、闇魔法を使う際に使用する魔力が少なく済むという特異体質を持つ。
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《用語・世界観解説》
レイブルス:悠里がたどり着いた異世界の名称。直径は地球の半分程度。地球と同じで1日は24時間、1年は365日。しかし四季は無い。3つの大陸と、2つの列島地域がある。国という概念は無く、地図を縦横にそれぞれ五等分した計25の地域に分けられ、それぞれの地区の領主に統治されている。そしてその領主を王家が纏めている。
魔法:人間などの魔力を持つ生物が、その魔力を用いて行使する現象。生まれつきの使える魔法の属性、強さには遺伝等で個人差があるが、これは他の魔力を持つ生物を捕食することで強化される。光、火、水、風、闇、妖、氷、雷の8属性が周知されている。
魔獣:はるか昔にいた、魔力を持つ動物達。魔法を使うことが可能で、他の魔獣や人間を捕食することでより強力な魔法を使うようになる。人間が魔獣に対抗出来るようになってからは駆除され数を減らし、今では絶滅したとされている。
魔霊:別格の魔法能力を持つ魔獣等は、死してなお魂はこの世界に残り漂うことがある。これが魔霊。魔力障害などにより魔力が密集する場所が発生すると、その魔力を用いて魔力体という仮の身体を得てこの世界に再び顕現する。
魔力障害:レイブルスには、空間上にほぼ均等に魔力が漂っている。それが偏った際に起きるのが魔力障害と呼ばれる衝撃波。その跡地では、空間魔力が均等に戻るまで魔道具等を用いない魔法の効果が大幅に弱体化される。
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《物語の流れ》
魔力障害発生。同時にレイブルスに現れた悠里はこれに巻き込まれ、重症。同じく巻き込まれていたシロエがその場から回収していた隷従の首輪によって助けられる。シロエの従者、ジャック、バッシュ、及び付近にいた商人が死亡。
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悠里、シロエからレイブルス、魔力障害、隷従の首輪の説明を受ける。悠里、シロエの使用人になることを決める。
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モズ、悠里とシロエに合流。葬儀を済ませ、3人は領主館へ。
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魔霊発生の予兆が現れたという知らせ。悠里、正式にシロエの使用人に。
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魔霊、トレイト・ジェルゴ(以下ジェルゴと記載)と遭遇、戦闘。モズ、悠里をジェルゴもろとも殺害しようとするもシロエに阻まれる。ジェルゴ、悠里を連れて逃亡。
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残された3人は意見が分かれる。シロエ、悠里を救う為に一人でジェルゴの元へ。この際、マグドから数枚の札を託される。
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悠里、ジェルゴと対話。ジェルゴには二つの人格があることを聞く。謎の黒い小箱を託される。悠里が誰かと心を通い合わせることでしか開かない為、中身は不明。
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シロエとジェルゴ、決戦。ジェルゴが勝利したものの、ジェルゴも力の大半を使い切る。シロエ、重症。力を使い切った隙を付き、悠里がジェルゴを攻撃。魔力体を維持出来なくなるダメージを与える。ジェルゴ、逃亡。じきに消滅するものと推測。
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マグド、合流。悠里とマグドの光魔法でシロエを治療。終戦。
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《各キャラクターの今後の指針》
境界悠里→シロエの庇護下に居続ける。それにより、レイブルスで安全かつ安定した生活を送る。
シロエ・レイブルス→悠里を守る。自分の領地、レイブルス第2-3地区島域領土の平和を守る。
モズ・レイブルス→悠里を監視する。他にも目的・指針があるようだが詳細不明。
マグド・レイブルス→目的・指針の詳細不明。




