ウクライナ危機小景4
◎ファシズムの時代
「人気ありますねウクライナ。ネオナチなのに応援がわんさか」
「あやかりたいもんだな」
「いっそファシズムやりますか」
「え」
「暴力による恐怖政治ですよ」
「そんなの。できるわけがない」
「世界中がやったじゃないですかコロナで。日本もやりましょ」
「支持されっこないよ。毛嫌いされるのがオチだ」
「マスクをシンボルにしちゃえばいいんです」
「マスクを?」
「で、賛成ならマスク装着、反対ならマスクなし」
「民意をマスクで決するということか」
「装着率99.9%です。速やかに移行できますよ、ファシズムへ」
◎ウクライナ大統領国会演説
「きっと言うぞ原爆投下のこと」
「アメリカでは真珠湾で煽りましたからね」
「めんどうはごめんだ」
「でも国会演説は拒否できませんよ」
「武器とか衛星機密情報あげようて世論がなったらマズいよ」
「なんとか別方向へ誘導してみましょう」
「頼むよ」
『大統領の原爆演説終了後、政府は国民総動員で千羽鶴を折ってウクライナへ送ろうと…』
◎国会演説決定!
「ほんとにやらっせると」
「例の大統領の演説かね」
「いくらネット世界でもおかしいがや」
「ウクライナの一般市民が気の毒だわ」
「金持とA国がつるんで国を食いもんにしとる」
「汚職がハンパにゃあで寄付どこ行くかわからんて」
「亀さ何しとる?」
「ナチの敬礼てこうっだったきゃあ」
「やめやぁ」