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[第7話]リア充アピール(というよりも柔道)
[校門]
『おーい!さくらー』
「もう!遅いじゃない!」
『ごめんごめん。お待たせ』
「早く帰ろ?」
『分かった』
さくらの演技がうますぎて怖い。
それに比べて俺は全然リア充アピール出来てない…。
リア充に見えるようにするには、手をつなぐしかない…!
そう思った俺はさくらと手をつないだ。
その後も、さくらの名演技に圧倒されながら家に帰ろうと思い、家へと歩いていた。
「そっちじゃないでしょ」
俺はちゃんと家に向かっていたのに、
何故かそっちじゃないと言われた。
まっ、まさかデートのお誘いかっ?
そう思った俺は本人に聴いて見ることにした。
『え、俺の家こっちだけど』
「何言ってんの!?」
「今日から、柔道習うんでしょ」
『あっ…そういえば…』
2時間後
『ちょっ…ちょっと師匠スパルタすぎません!?』
「何言っとるんじゃ!」
「わしの可愛い可愛い孫のさくらに、
君を1ヶ月で強くしてと言われたんじゃ」
『はぁ!?1ヶ月!?無理でしょ…』
俺はさくらのおじいさんから、スパルタ修行をうけていた。
果たして今日のリア充アピールは上手く行っているのだろうか…