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[第5話]作戦会議2

一回目の作戦会議の日は土曜日で、次の日は学校がないため、日曜日の今日、もう一度作戦会議をする事にした。


『っていうかこんなに作戦会議をする必要あるか?』

「あるわよ」

『なんで…?』

「リア充アピールをする事に成功しても、あんたが今後一切いじめられないとは限らないじゃない」

『それは、そうだけど…』

「だから、あんたがいじめられても一人で解決できるように、っていうかいじめられないようにする為に対策する必要があるのよ。」

『いや、わかったけど…』

「けど?」

『そもそも、人の事いじめる奴が悪くね…?』

「その通りよ」


「だけれど、多くの人間の幸せのためには、少しの犠牲も必要だと思うわ」

『でも、そんな事して、何になるの?』

「何にもならないわ」

「何にもならないと言う事に気付いていない人間が多いからいじめは減らないのよ」


「っていうか、気になっていたのだけれど、なんで告白しただけでいじめられるのかしら」

『俺が告白した子が、男性恐怖症だから』

「はぁ!?馬鹿じゃないの?」

「あっちからすればあんたにいじめられたって事じゃないの!?」

「最低だわ…」


や、やばい。とてつもなく嫌な空気になってきてしまった…!


『えっと…。話は脱線しちゃったけど、ようは、俺が誰からもいじめられないように、強くなればいいんでしょ?』

「なんか、話をそらされたような気もするけれど、そういう事よ」

『強くなるって言われても、どうやって?』

「私の祖父が柔道の道場をやってるわ」「明日から放課後そこに行きなさい」

『えっ…。強くなるって物理的に!?』「そうよ、体を鍛えれば心も鍛えられるわ」

『は、はい…』

「ということで、明日から、学校に迎えに行ってあげるけど、柔道も習いなさいよ」


[優太の明日のスケジュール]

学校

リア充アピール

柔道

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