[第2話]地獄から抜け出す解決策
俺がクラスメイトに
いじめられはじめてから、
1週間が経った。
最初のうちは、ただ無視されるだけだったが、最近では、
上履きや、机がなくなったり、
教科書やノートに落書きをされたり、
壊されたりするようになってきた。
この状況から、早く抜け出したいが、
頭の悪い俺には解決策が思い浮かばないため、強力な助っ人に依頼をすることにした。
その助っ人とは、俺の幼馴染である
一条 さくら だ。
幼稚園・小学校・中学校は、ずっと一緒だったが、
高校は地元では1番偏差値の高い、私立のお嬢様学校に行ってしまったため、離れてしまった。
美人で頭の良いさくらであれば解決策が浮かぶと思い、相談してみる事にした。
早速相談してみた。
「はァァァ!?馬鹿じゃないの?」
「クラスで人気者の子に告白した事をクラスでばら撒かれていじめられてる!?」
『そ、そうです…』
「それで私に解決策を考えて欲しいですって!?」
『そ、そうです…』
「まぁ、過ぎてしまった事は仕方ないわ」
「今思いついた解決策は2つ」
「1つ目は学校をやめる」
『いや、流石に学校を辞めるのは…』
「2つ目は橋本姫乃さんよりも美人な彼女をつくってリア充アピールをする事よ」
『よし!2つ目にする!』
流石に学校を辞めたく無い俺は2つ目を選んだ。
❲こうして優太は、学校でいじめられない為に、
そして、いじめてきた奴らを見返す為に、橋本姫乃よりも美人な彼女をつくり、リア充アピールをする事にしたのだ。❳